NOW ON AIR !

番組表
HOME ニュース

2025年06月11日 18時20分

参院選前に各党幹部が宮崎入り 自民・立憲・参政の”前哨戦”

この夏行われる参議院議員選挙は7月3日公示、20日投開票という日程が想定されています。

これまでに宮崎選挙区で立候補を表明しているのは3人。

自民党は現職の長峯誠氏
立憲民主党は新人の山内佳菜子氏
参政党は新人の滋井邦晃氏です。

選挙までおよそ1カ月。
県内にはこれまでに各党の幹部が入り支持の拡大を訴えました。

5月24日、宮崎に入ったのは自民党の森山裕幹事長。

(自民党 森山裕幹事長)
「参議院がもしものことがあって過半数割れが起きると本当の意味の政権交代が起きてしまう」

長峯誠氏は今回3期目を目指します。
自民党の派閥の裏金問題では、長峯氏も116万円のキックバックを受けていました。
これに加えコメの価格高騰。そしてコメにまつわる失言での江藤拓氏の農水大臣辞任。

(自民党 長峯誠参議院議員)
「いま自民党に大変な逆風が吹いておりますし、宮崎県の中でも非常に厳しい、非常に厳しい状況で戦いを進めさせていただいております」

6月8日の事務所開きはこれまでにない危機感に包まれていました。
長峯氏は南海トラフ海底地震津波観測網N・ネットの整備の実現や国道10号住吉道路の事業化に携わってきました。
推薦団体も一体となって実績をアピールし選挙に臨む考えです。

(自民党県連 古川禎久会長代行)
「長峯誠先生の誠実な活動。大事な大事な宝です」
「大事な仲間です。失うということは絶対あってはなりません」

長峯氏は「本当に困っている人を見極め物価高対策などを訴えたい」としています。

立憲民主党は、6月7日に宮崎市で集会を開きました。
集まった約600人に山内佳菜子氏が語ったのは…

(立憲民主党 新人 山内佳菜子氏)
「私もひとり親として不安を抱えながら、だけど明るい未来に進みたいと必死にもがいている一人の当事者」

山内氏は子育て中の氷河期世代。
同じ境遇の人に寄り添えることが武器だと訴えます。

(立憲民主党 新人 山内佳菜子氏)
「暮らしに必要な、年金、医療、介護、子育て、様々な社会保障について皆さんが非常に関心がある」
「一番大切にしたいことは安心できるくらしを守りたいということです」

集会には党の最高顧問、枝野幸男氏が激励に訪れました。

(立憲民主党 最高顧問 枝野幸男氏)
「去年の総選挙で政治の大きな変化の一歩目を皆さんの力で踏み出させていただいたと思っていますが、これを一過性のものにしてはいけない」

枝野氏は「楽観視できる地域ではないが、互角に戦える状況を作ってきてくれている」と与野党の戦いを分析しました。

(立憲民主党 渡辺創衆議院議員)
「6人いる国会議員のうち(衆議院は)2人が自民党ではないという環境まで来ている。ひとつ参議院の議席をとることでイーブンな環境に持ち込める」

立憲民主党はこれ以上議席を失うことができない自民党に挑みます。

参政党は6月6日、神谷宗幣代表が宮崎入り。
およそ300人を前に訴えました。

(参政党 神谷宗幣代表)
「夏の参議院選挙、日本人ファーストで、日本人を豊かにする、日本人を守り抜く、そして日本人を育む、この3つで皆さんの心に訴えていきますので、参政党を知ってもらいましょう」

参政党は消費税の段階的な廃止と社会保険料の見直しで、国民負担率の上限を35%以下に抑えることなど、他党との違いを強調、選挙区と比例区で合わせて6議席以上の獲得を目指しています。

宮崎選挙区に挑む滋井邦晃氏は、「今の経済の衰退をもたらしたのは自民党と旧民主党」と、有権者の選択肢になろうとしています。

(参政党 新人 滋井邦晃氏)
「(県内を回る中で)最近少しずつ感じているんですけど、今の政権のふがいなさ、そういったところに対するお怒りの気持ちもあるし、将来に対する希望が見えない今の日本の現状に対して、この政党だったら日本の未来を明るくしてくれる」
「そこに多くの方は期待していただいていると思います」

支援団体がない中で滋井氏は、有権者一人一人に地道に党の主張を伝えようとしています。

6月12日(木)

6月11日(水)

6月10日(火)

6月9日(月)

6月6日(金)

Top