番組表

2025年06月06日 18時20分
6次産業化が進む宮崎県 宮崎大学地域資源創成学部の学生が「強みを体感」

農畜産物の生産から加工や販売を一貫して行う6次産業
宮崎県はこの認定を受けている事業が全国で3番目に多い113件と6次産業化が進んでいます。
県内で6次産業に取り組む企業を宮崎大学の学生が訪問し、その強みを体感しました。
炭焼ハンバーグの専門店「平家の郷」などを運営するハンク・ディーシーは、3年前から未経験ながら、畜産と加工も行う6次産業化に取り組んでいます。
6月6日は、その現場を宮崎大学地域資源創成学部の2年生22人が、フィールドワークで訪れました。
(ハンク・ディーシー 朽木敬之社長)
「人口が減っていく中で店舗を増やすだけでいいのかと考え、1店舗1店舗が価値ある状態を作っていきたいと考えて、宮崎は畜産大国って言われるので畜産からやって自分たちの工場で加工して最後お客さんに届ける」
自社牧場では「八郷牛」というオリジナルの黒毛和牛や宮崎牛を100頭ほど育てています。
こだわりはエサです。
「香りする?ビールの?」
「牛ちゃん鼻がいいので、この香りをかぐとよだれが出る」
ビール製造時に出る搾りかすを主原料とした飼料で、発酵した飼料は牛にとって胃腸に優しく消化が良いため肉に脂のくどさがなくなるといいます。
(藤松 舞アナウンサー)
「宮崎市の加工場に移動してきました。これから学生たちは2次産業の現場を学びます」
自社で育てて、カットした牛肉を部位ごとの魅力を教わりながら並べました。
(学生)
「どこまでもこだわれるのが6次産業の強みだと思った」
「将来的には自分で起業をしたいと思っているので貴重な経験でした」
(ハンク・ディーシー 朽木敬之社長)
「全く知らない産業にチャレンジしたので失敗の連続でした」
「宮崎は風土もいいですし、そこを育てていただいた先人の方もたくさんいてノウハウも残っているものがあるので、宮崎でやれたのは本当に良かった」
学生たちはこの経験を今後の地域課題の研究に活かすことにしています。