延岡市ゆかりの映画俳優・志村喬を描いた舞台が、6月7日延岡市で上演されるのを前に最後の稽古が行われました。

志村喬は、青春時代の4年間を延岡市で過ごし、黒澤明監督の映画「七人の侍」など生涯で約400本の映画に出演した昭和の名優です。

演劇「光を託された男・志村喬」は、延岡市出身の脚本家・港岳彦さんと宮崎市で劇団を主宰する段正一郎さんがタッグを組んで制作。
志村喬の人物像を調査することになった男が、時空を超えて、延岡時代の志村喬に出会ったり、映画「七人の侍」の合戦シーンに遭遇したりするストーリーとなっています。

「志村喬だな、治安維持法違反の疑いで貴様を連行する」

舞台には、宮崎市出身の俳優・山田キヌヲさんも出演し、志村喬の母親と妻の二役を演じます。

（女優・山田キヌヲさん）
「志村喬さんを支えた2人の女性として、どういった役作りができるか考えながら芝居に挑んでいます」

演劇「光を託された男・志村喬」は、6月7日昼と夜の2回、延岡市の野口遵記念館で上演され、当日券も販売されます。