NOW ON AIR !

番組表
HOME ニュース

2025年06月05日 18時20分

飲酒運転で歩行者をはね死亡させる 21歳の女に懲役4年を求刑

今年3月、都城市で飲酒後に車を運転し歩行者の男性をはねて死亡させたとして、過失運転致死などの罪に問われている女の裁判です。
6月5日の裁判で検察は女に対し、懲役4年を求刑しました。

起訴されているのは、都城市の無職・大浦姫星被告(21)です。
起訴状などによりますと、大浦被告は今年3月、都城市南横市町の市道で酒気を帯びた状態で軽乗用車を運転し、道路を歩いていた杉村紀幸さん(66)をはねて死亡させた過失運転致死と酒気帯び運転などの罪に問われています。

5日に宮崎地裁都城支部で開かれた初公判で、大浦被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察は、大浦被告が事件前、焼酎の緑茶割りを10杯程度飲んでいて、事故の後の呼気検査で基準値の2倍近くのアルコールが検出されたと指摘。
これまでにもわき見運転で事故を起こしたり、飲酒した無免許の友人に自分の車を運転させたりしていたことなどから「常習性があり交通法規を遵守しない態度がみられる」として、懲役4年の実刑判決を求めました。

一方、弁護側は大浦被告が今後、飲酒や車の運転をしない意思を示していて、遺族への謝罪の手紙を書いたことから「反省の態度は真摯だ」として執行猶予付きの判決を求めました。

6月5日の法廷では、「被害者参加制度」を利用して被害者遺族の弁護士が意見を述べました。
弁護士は「大浦被告のしたことは、より罪の重い危険運転致死罪にも匹敵する。道路交通法違反と過失運転致死罪で起訴された以上、その範囲内で最大の刑を科してほしい」と遺族の思いを述べました。

判決は7月3日に言い渡されます。

6月6日(金)

6月5日(木)

6月4日(水)

6月3日(火)

6月2日(月)

Top