こちらは、長嶋さんが足しげく通った宮崎市の釜揚げうどん店「重乃井」
店内には、多くのプロ野球選手の写真が飾られていて、そこには、ミスタージャイアンツ・長嶋さんの姿も…。
選手時代から通っていたそうです。

（重乃井　二代目女将・伊豫展子さん）
「（県営）球場から宿舎の方にユニフォームのまま帰っていた時に、ガシャガシャってスパイクの音がしたらもう来ていた」

長嶋さんと40年来の付き合いだという二代目の女将・伊豫展子さんは、飾らない人柄が印象に残っているそうです。

（重乃井　二代目女将・伊豫展子さん）
「手の届かない雲の上の人だが、私にとっては長嶋さんなんですね。もう普通に入ってきます」
「お客さんはびっくりしますけど、『おれどこでもいいから座るから』という感じで、子供さんたちも頭を撫でてあげたり、お客さんにも握手してあげたり、うちで長嶋さんから声をかけていただいた方がいっぱいいらっしゃると思います」
「みなさんに元気と勇気を与えていただいた」

毎年、長嶋さんの自宅にうどんを送っていたという伊豫さん。
お礼に送られてくる長嶋茂雄カレンダーのお礼状には「カレンダーは2026年版でゲームセットと致します」と書かれていて、伊豫さんは何かを予期していたのかもしれないと振り返ります。

（重乃井　二代目女将・伊豫展子さん）
「本当にありがとうございました。そしてゆっくりとされてくださいという言葉しかもうないです。それだけですね　あとは辛いです。」