（小川光明さん）
「日本の大スターの方が亡くなって、朝はガクッとしましたね」

こう話すのは元日本テレビアナウンサーで、現在は宮崎市に住む小川光明さん85歳。

1962年の入社以降、プロ野球の実況を400試合以上担当してきました。
長嶋茂雄さんとは日本テレビ入社前から64年の付き合いでした。

（小川光明さん）
「実は、ほがらかでもうあっけらかんと見えるけど、あちこちに遠征しますよね」
「当時、土井選手2塁手と同部屋だったんです」
「後に土井が話すには、　夜中寝てたらなんかビュンビュン音がする。なんだこれはと目を開けたら、長嶋さんがパンツ1丁で素振りをしている　そういうふうに普段の”努力”というのはすごかったですね」

小川さんは、2000年に巨人が4年ぶりのリーグ優勝を決めた時も実況を担当していました。

（小川光明さん）
「0対4から5対4で見事に優勝を決めた　二岡が打ったジャイアンツ優勝　というふうに叫んだね」

「もうあの人はね、胴上げのされ方がうまいの。何回か胴上げされていることがある。見てごらんこうやってね、これですよ。こうやって手を上げてね。もう背中をちょっと起こして、胴上げのされ方で一番うまい監督だと思ってね」

「大きい時代がひとつ終わったという感じはしますね」

「見事に日本を明るくしました。そして見事な記録も作りました。たぶん野球生活は幸せだったんだと思います。そんな明るいまま、あの世でまだまだこれからの野球を見守ってくださいと言いたい」