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2025年05月28日 18時49分
米の価格高騰に生産者とJAは 再生産が可能な販売価格とは…
宮崎県高千穂町で45年間、コメ作りをしている興梠哲男さんです。
現在、店頭に並んでいる去年のコメは、玄米1キロ当たり400円弱で集荷業者に買い取られましたが、採算ギリギリだったと話します。
(コメ生産者 興梠哲男さん)
「玄米価格で500円したときに、何とか少しは利益が出るかなというぐらいの今の状況」
興梠さんは、今年のコメの買い取り価格が下がった場合、再び赤字となり、多くの農家がコメ作りをやめるのではないかと危惧しています。
(コメ生産者 興梠哲男さん)
「今年の価格はよっぽど考えて、買い上げ価格をしないと、もう米の生産量が完全に足りなくなるような状況になると思いますので、流通業者も行政も考えてもらいたいと思う」
また、JAみやざきの栗原俊朗組合長は、「備蓄米の流通でコメの価格が落ち着くことはよいことだ」とした上で、コメの価格については「5キロ2000円台だと県内のコメ農家のほとんどは赤字になる。5キロ3000円以上が適正」だと話しました。