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番組表

2025年05月28日 18時48分
過去最高更新続くコメ価格 店頭価格の現状・随意契約への対応は
コメの店頭価格の現状を見てみます。
農林水産省によりますと、5月18日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は5キロあたり税込み4285円と前の週に比べて17円値上がりし、過去最高を更新しました。
備蓄米の流通状況について、県内でスーパーマーケットを展開する企業10社に取材したところ、現在、備蓄米を店頭に並べていると答えたのは3社。
残りの7社は「契約している問屋や卸業者が備蓄米を取り扱っていないため」などの理由で、備蓄米を一度も取り扱っていないと回答しました。
また、小泉大臣が中小の小売業者に対しても備蓄米を売り渡す方針を示したことについて、申し込む可能性があるか尋ねたところ、10社中6社が「決まっていない」1社が「検討していない」と回答。
エーコープみやざきは「条件次第では参加を検討したい」と「フーデリー」などを運営するハツトリーは、親会社である丸久を通じて参加すると回答。
鹿児島県に本社を置き、県内でも17店舗を構えるタイヨーはすでに1500トンの申請を行っていて、申請が通れば早ければ来月初旬にも店頭に並ぶ見込みと話しました。
このほか、すでに大手のスーパーやコンビニなどが備蓄米の契約を進めていて、小泉大臣は店頭にはこれから「5000円前後のブランド米」「1回目から3回目の入札で放出された3000円台から4000円近辺の備蓄米」「これから放出される2000円の備蓄米が並ぶ」と説明しています。
一方、これからも安心して継続してコメ作りを行える環境作りも大切で、小泉大臣は「コメの価格抑制という成果をしっかりとお届けした上で消費者・生産者ともに納得できる一致点を見出したい」としています。