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2025年05月23日 18時49分

神楽のユネスコ無形文化遺産登録めざす 日本の候補目指し決起大会

5月23日、東京で神楽のユネスコ無形文化遺産への登録をめざした決起大会が行われました。ユネスコ無形文化遺産登録にむけた流れを見ていきます。

日本からの候補決定は今年10月から11月に行われる文化庁の文化審議会で決まると見られ、来年3月末にユネスコに提案します。
2026年の日本の候補は書道に決まっているため、神楽は2028年の登録を目指しています。

日本からユネスコに提案できる候補は1つだけで、他に温泉文化、俳句、和装文化などが提案を目指し活動しています。
5月23日の決起大会は、神楽のユネスコ登録に向けた熱い思いを全国に届けようと開かれました。

(森山裕香子記者)
「東京の参議院議員会館です。今から始まる大会を前に高千穂の夜神楽が披露されています」

大会には、全国の知事をはじめ神楽の関係者や学識経験者などが参加しました。

全国神楽継承・振興協議会の後藤俊彦会長は「神楽は、混乱の中でも人々の祈りによって必ず明るい世界がかえってくるという趣旨を持つ。日本、世界に夢を与えることができる」と挨拶。
河野知事ががんばろうコールの音頭を取りました。
「2028年『神楽』ユネスコ無形文化遺産登録を目指して、がんばろう!おー!」

全国には4000を超える神楽があり、神楽を中心に地域の絆が受け継がれてきました。しかし、少子高齢化で継承が難しい地域もあります。
関係者には「将来に受け継ぎ地域の力を取り戻すことは使命」という思いがあります。

記者会見では…
(河野俊嗣知事)
「神楽という伝統文化を保存・継承していくことが地域の雰囲気、活性化につながっていく。我々の地域社会を将来に繋げていくことになると考えている」

(全国神楽継承・振興協議会 後藤俊彦会長)
「日本中が大切な神楽を一カ所残らず消えていくことがないように、応援し支え合って力を合わせることが第一歩ではないか」

神楽のユネスコ登録に向けては、今年の秋にかけてが日本の候補になるための大事な時期だとみていて、宮崎県は国への要望活動の継続や情報の発信を行っていきたいとしています。

5月23日(金)

5月22日(木)

5月21日(水)

5月20日(火)

5月19日(月)

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