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2025年05月20日 18時47分

サッカー試合中の落雷事故を受け宮崎の対策は 県高野連など雷探知機を導入

去年、落雷事故が発生した宮崎では、痛ましい事故を防ごうと対策が強化されています。

先週から始まった県高校野球選手権。
この日も雲が多い空模様の中、きめ細かな落雷対策のもと試合が行われていました。

県高校野球連盟では落雷事故を受け、去年7月の夏の甲子園宮崎大会から対策を強化しました。

(県高校野球連盟・兒玉正剛理事長)
「大会を運営するにあたって選手の健康・安全が第一なので、雷に対して加盟校で神経質になろうとストライクアラートという機器を買って、雷が近づいた時には注意して運営していこうと話し合いました」

(藤崎祐貴アナウンサー)
「高野連が導入したこちらの機械では、最大で64キロ離れた場所で雷の発生が発生した場合で光や音で知らせてくれます」

県高野連では、それまで実際に近くで雷の発生が確認されてから試合を中断していましたが、現在は探知機やアプリを活用し、周囲20キロ以内に雷雲が近づいてきた時には、晴れていても試合を中断し、安全を確保するようにしています。

また試合開始前のオーダー交換時に、チームと審判団で中断に関するルールをあらかじめ確認することや、場内放送や電光掲示板でスタンドの観客にもすぐに中断を伝え、屋根の下に隠れるよう呼びかけることなど高野連の規定が見直されました。

(県高校野球連盟・兒玉正剛理事長)
「特に夏は雷や熱中症などすべてが重なるので、色々なところにアンテナを高く張りながら、一生懸命頑張っている選手たち・指導者のことを考えて最後までしっかり(大会を)やり切るということが私たちの責任なのかと思います」

一方、落雷事故が発生したサッカーの場合、県サッカー協会は事故以前から定められていた、日本サッカー協会の指針を再確認した上で大会や練習を行っているということです。

146人の部員が所属している日章学園サッカー部では、学校から屋外競技の部活動用に配布された高野連と同様の雷探知機を使用していて、以前よりも高い意識で安全管理に努めているということです。

予測が難しい自然相手だからこそ、二度と痛ましい事故を起こさないためのより徹底した対策が求められています。

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