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2025年05月16日 18時46分

口蹄疫から15年 高鍋町の県立農業大学校で慰霊祭

宮崎県内で約30万頭の家畜が犠牲となった口蹄疫から15年、高鍋町の県立農業大学校で慰霊祭が開かれました。

高鍋町の県立農業大学校では15年前のきょう、校内で実習用に飼育していた牛が口蹄疫に感染していることが分かり、牛218頭とヤギ2頭が処分されました。

慰霊祭には、農業大学校の全ての学生129人が出席。
宮崎家畜保健衛生所の職員が、口蹄疫発生当時、実際に聞いた農家の声を涙ながらに講演しました。

(家畜保健衛生所・職員の講演)
「(農家の方が)大丈夫だよね、うちの子たち、ただの風邪やがね(と言う)もうなんて言葉をかけたらいいか分からない」

(佐々木紅音アナウンサー)
「当時処分された牛やヤギが埋められた放牧地です。近くには口蹄疫の悲惨さを記したモニュメントが建てられています」

講演の後、畜産学科の学生はモニュメントへ移動、処分された動物たちを思い、花を手向けました。
学生の中には、おぼろげに口蹄疫の記憶があるという人もいます。

(実家が和牛繁殖農家 畜産学科1年生)
「(当時)親が朝早くから家を出て行ったのは覚えています。「すぐ感染してどんどん広がっていくのはすごく怖い」

(実家が和牛繁殖農家 畜産学科2年生)
「なんの病気に対しても感染を広めないように、宮崎がトップに立てる経営を(将来)していきたい」

農林水産省によりますと、韓国では今年3月から4月にかけ口蹄疫が発生しています。
学生たちは家畜防疫の大切さを改めて感じていました。

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