サッカー天皇杯県予選の決勝戦が宮崎市で行われ、Ｊ3のテゲバジャーロ宮崎と九州サッカーリーグのヴェロスクロノス都農が激闘を繰り広げました。

今年の天皇杯県予選決勝、対戦カードは、3年連続、5度目の優勝を狙うＪ3のテゲバジャーロ宮崎と、九州サッカーリーグ首位を走るヴェロスクロノス都農。

（市谷）
「サポーターの声援を受ける両チーム、県代表の座を掴むのはどちらなのでしょうか」

試合開始早々、ヴェロスが魅せます。
松本から上米良！前半15分には、山原がシュート！
ここは、テゲバジャーロの守護神・青木がキャッチ、得点を許しません。

試合が動いたのは前半24分でした。
ヴェロスは松本のクロスボールを酒井がヘディングシュート！
ヴェロスが先制します。

早く追いつきたいテゲバジャーロは前半41分、河合のクロスに吉澤！最後は中野！
しかしゴールネットを揺らせず、ヴェロス1点リードで前半を折り返します。

エンドの変わった後半17分、ヴェロスはコーナーキックのチャンス。
柳田のボールに頭で合わせたのは、井上！
狙いすましたシュートがゴール左隅に決まり、2対0とリードを広げます。

2点を追うテゲバジャーロは、後半37分、途中出場の渡邊がシュートを放ちますが…
ＧＫ・中山が好セーブ！
後半アディショナルタイムには、梶山からのパスを中村がミドルシュート！

最後まで攻めの姿勢を貫いたヴェロスクロノス都農が、テゲバジャーロを2対0で破り、10年ぶり・2度目の優勝！
天皇杯本戦出場を決めました。

（ヴェロスクロノス都農・酒井信磨選手）
「松本がいいボールを上げてくれたので、頭に当てるだけという感じで、当たったボールがいいところに転がってくれたので、ちょっと感情が爆発しすぎたかなというのはありました」

（ヴェロスクロノス都農・小寺真人監督）
「去年すごく悔しい思いをして、そこから強くなろうとみんなで積み上げてきたものが成果につながって、非常に強い相手に勝利することができて、とても嬉しいです」

（都農選手たち）
「本戦も頑張りましょう！お～！」

サッカー天皇杯の1回戦は5月24日。
県代表のヴェロスクロノス都農は、いちご宮崎新富サッカー場にてガイナーレ鳥取と対戦します。