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2025年05月08日 18時43分

ボウリング野崎俊哉さん・大病乗り越えパーフェクト達成 家族のサポートが支えに

プロも参加して4月に行われたボウリング大会で、パーフェクトゲームを達成した男性がいます。そこには逆境に立ち向かう姿勢とそれを支える妻の献身的なサポートがありました。

投球真剣な表情で練習に励むのは、宮崎市の野崎俊哉さん43歳。4月行われた大会で12投すべてがストライクというパーフェクトゲームを7年ぶりに達成しました。

(野崎俊哉さん)
「支えてくれたみんながいるからその人たちへの感謝の気持ちで出した300点(パーフェクト)」

野崎さんは若いときから国体で活躍するなど宮崎のボウリング競技をリードしてきました。しかし7年前、その野崎さんに試練が訪れます。
くも膜下出血・・・。
一命は取り留めましたが、右半身に麻痺が残りました。

(野崎俊哉さん)
「リハビリってやっぱりしんどいんですよね。言葉を発するのも、箸とか鉛筆を持つのも、すべてリハビリなんですよ僕は」

過酷なリハビリに取り組み、めざましい回復を見せた野崎さん。まだ右半身に麻痺があり思い通りにいかないこともありますが、「投げることができるのが一番の喜び」と気持ちは前向きです。

(野崎俊哉さん)
「痺れは指先に残っています特にくすり指と小指」
「最近は慣れてきたのでこれ(痺れ)と一生お付き合いをします」

そんな野崎さんの投球を撮影しているのは、リハビリを支えてきた妻のみゆきさん。
パーフェクト達成の知らせに喜びが溢れました。

(妻の野崎みゆきさん)
「家で一人で泣きました。泣いてみんなに電話で教えるときに何を言ってると?と言われるぐらい泣いていました」
「ボウリングがあったおかげでリハビリもしたし弱音も吐かずに日々生活しているしボウリングがなかったらこんなに元気にはなっていなかった気がするから少しでも長く選手として頑張ってほしい」

野崎さんは、今回のパーフェクトがこれまでのリハビリボウリングからスポーツボウリングに変わった瞬間だったと話します。

(野崎俊哉さん)
「もうここまで来たら2年後の宮崎国スポをねらいたい」
「宮崎を背負ってもう1回選手として頑張りたいそれまでリハビリもまだ必要だしあと2年あるので頑張ります」

大病を乗り越え再起への大きな1歩を踏み出した野崎さん。国スポ出場には妻・みゆきさんへの思いもあります。

(野崎俊哉さん)
「(妻は)僕が国スポで投げているところを見たことがないからその姿を見せてあげるのが僕の夢」

(妻の野崎みゆきさん)
「期待しています期待しながら応援できることがあれば・・頑張ってください」

(野崎俊哉さん)
「頑張ります」

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