宮崎県日南市では、ゴールデンウィーク期間中の海での事故を防ごうと、小型旅客船の安全指導が行われました。

この安全指導は、宮崎海上保安部と宮崎運輸支局が合同で行いました。
日南市の外浦港では、水中観光船「マリンビューワーにちなん」に担当者4人が乗り込み、船体にき裂がないか、ハッチやドアはきちんとロックされ水漏れしないかなど細かくチェックしていました。

また救命胴衣の数や保管場所を確認したほか、運航日誌が記入されているかなど船長への聞き取りも行われました。

（宮崎海上保安部　長友春彦交通課長）
「（知床の事故では）無理な運航や設備の点検がされてなく多くの犠牲者が出ました。このような事故を2度と起こさないよう取り組んでいきたい」

3年前に北海道知床で起きた観光船の事故では、携帯電話が使えず、沈没で多くの犠牲者が出たことから、通信手段の見直しや海域によっての救命いかだ設置の義務化など、小型旅客船の安全運航項目が変更されています。