宮崎・日南の「家守(やもり)」、富岡建設。 - 宮崎の”わたし時間”を彩るメディア「MONE(モネ)」

宮崎・日南の「家守(やもり)」、富岡建設。

宮崎・日南の「家守(やもり)」、富岡建設。

今回は日南市に拠点を置き、日南市を中心に土木・港湾・道路の舗装工事を行っている「富岡建設株式会社」に取材をしました。取材を通して、暮らしを支える企業について深掘りし、建設業のイメージとは異なる新たな建設業について知ることができました!

進化する建設業

皆さん、「建設業」や「土木工事」といった言葉を聞いてどのようなイメージを持つでしょうか?なんだか男仕事で体力勝負のイメージ…。超~厳しい親方がいそう…。怒号が飛び交ってそう?などなど。昔ながらの建設業のイメージがそのまま残っている─。私は勝手にそんな想像をしていました。

しかし、今回取材させていただいた富岡建設ではそんなイメージとは全く裏腹にITを駆使した最先端でスマートな働き方が繰り広げられていました。

清潔で広々としたオフィスの2階

「唯一無二のものです!」
大きなモニターの前でそう語ってくれたのは富岡建設の上村さん。

「これまでは黒板でアナログに出先を管理していたんですよね。でもそれって無駄じゃん(笑)ということでシステムを導入したおかげで、自宅からの直行直帰という働き方も可能になりました。」
富岡建設の玄関に置かれている巨大モニター

大きなモニターに映し出されていたシステムについて紹介していただく中で、新しいものをどんどんと取り入れ、デジタル化を行って業務の効率化を図るという富岡建設さんならではの工夫を感じることができました。

進化する労働環境

続いて、今回の取材では実際の工事現場と、そこから2kmほどの場所にある仮設事務所見学もさせていただきました。

こちらの建設現場ではなんとエアコン付きのきれいな女性用トイレが完備されていたり、移動式のスポットクーラーが設置されていたりと、作業環境がきちんと整備されていました。なかでもトイレが非常に清潔だったのが印象的でした。

続いて仮設事務所に移ったのですが、こちらでもまたハイテクそうな設備を紹介していただきました。

仮設事務所のモニターに映し出されていた映像

こちらでは何が映し出されているのですか?

これは実際の建設現場の様子と実際に打ち込んでいる杭(くい)の施工状況を通信してリアルタイムで映しだしています。右下では天気予報を映し出しているのですが、建設業は天気によって非常に左右されるので、大雨が降ってしまう場合には安全のために工事を止めないといけません。なので、何時にどのくらいの雨が降るのかを常に確認できるようにしています。

意外にも頭脳労働!?先輩たちが語る仕事のリアル

インタビューに答えてくれた工事部の金丸さん

入社前の自分に何か助言をするとしたら何を伝えますか?

倉永さん
そうですね、自分は入社前のイメージはよくある典型的な昭和の建設業のイメージだったんですよね。でも実際入社すると実はとても頭を使う仕事でした。なので当時の自分には勉強しとけよと。とくに数学系はしっかり勉強しとけよ、と伝えたいですね。

上村さん
入社して感じるのはデスクワークは想像以上に大変だぞということですかね(笑)

金丸さん
最初は覚えることがたくさんありますが、わからないことは先輩にしっかり聞いた方が良いということです。

インタビューに答えてくれた工事部の倉永さん

実は建設業は単なる肉体労働ではなく、施工にあたってとても頭を使わなければならない仕事だということが分かりました。

地域を護る

インタビューに答えてくれた営業部の上村さん

富岡建設を動物に例えるとどんな動物ですか?

上村さん
弊社は、いるか岬~串間市までの日南を中心とした海岸沿いで災害が起きた際に、一番に駆けつけなければなりません。2年前に地震が発生した際にも、道路に落ちてきた落石を撤去するなど、急ピッチで復旧作業を行いました。日南海岸沿いの道路は生活道路ですので、なるべく早く作業を行うことを心がけていました。災害時に駆けつけ、補修・修繕を行うという面で、日南地区の生活を護るという意味から家を護る。すなわちヤモリがいいのではないかと思いました。

南海トラフの脅威が迫る中、交通は災害対応の要となっています。なかでも日南市は自然に囲まれた地形でもあるため、災害発生時には迅速な復旧が求められます。そんな道路インフラを支える縁の下の力持ちとしての力強い心構えについて伺うことができました。

安全と品質への誇り

富岡建設さんが一番自信を持って誇れる点は何ですか?

倉永さん
無事故・無災害でこれまでやってこれているという点が一番誇れる点になると思います。また、国土交通省から優良企業表彰を10年連続でいただいていることも、誇れる実績のひとつかと思います。事故がひとたび起きてしまうと工事の停止や、受注停止といったことにつながってしまいます。事業を続ける中で当たり前を当たり前にしていく。意外と難しいことなんですけれども、弊社は県内トップクラスの水準ですので、安全第一にこれからも頑張って維持していきたいと思います。

未来の夢を明日の形へ

富岡建設の夢について教えてください。

上村さん
おかげさまで富岡建設は今年で75周年という節目を迎えることができました。これからも安全第一で業務を行い、100年という節目を目指して、事業を継続していきたいと思います。

建設業は未来に形の残るものを作る仕事です。道路も港も完成したら終わりではなく、その先何十年とわたって人々の暮らしを支え続けます。そう考えると、建設業とは未来に向けて大きなタイムカプセルを残す、夢のある仕事なのかもしれません。

今回の取材を通して見えてきたのは、これまでの想像とは全く異なった姿でした。新たな社屋に宿る明るい雰囲気。ドローンやITといった新しいテクノロジーを積極的に取り入れ、労働環境を整えながら安全と品質を追求する。そしていざというときには地域のためにいの一番に駆けつける。日南市の暮らしを陰から守る「家守(ヤモリ)」こと、富岡建設。その仕事は今日の暮らしだけでなく、明日の、これからのまちの姿を作っていました。

≪企業概要≫

  • 会社名:富岡建設株式会社
  • 本社所在地:宮崎県日南市大字平山2292番地4
  • 設立:1951年12月3日(創業:1947年12月)
  • 事業内容:土木一式工事、港湾事業、舗装工事、とび・土工、浚渫・水道施設工事等(特定建設業)
  • 公式サイト:https://www.tomioka-kk.co.jp/

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