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2025年04月30日 18時50分

新燃岳 噴火警戒レベル「3」引き上げから1カ月 観光地・えびの高原は?

新燃岳の噴火警戒レベルが「3」に引き上げられて4月30日で1カ月です。
道路の規制などの影響が続く中、行楽地・えびの高原はゴールデンウィークらしいにぎわいとなっています。

霧島連山の標高1200メートルにあるえびの高原です。
新燃岳の噴火警戒レベルが「3」に引き上げられて1カ月となる中、約100台が入る登山客用の駐車場は多くの県外ナンバーで埋め尽くされていました。

(愛知県から)
「ゴールデンウィークを利用して、九州の百名山を巡ろうと思って来ました」

(岐阜県から)
「温泉に入って次の場所に」

(愛知県から)
「次は大崩山です」

一方で、こんな声も…

(宮崎市から)
「いつも来る道が通行止めだったので引き返したりして、ちょっと時間がかかってしまいました」

新燃岳の火口からおおむね3kmの範囲では大きな噴石などに警戒する必要があることから、一部の登山ルートやえびの高原と高千穂河原を結ぶ県道104号が通行止めとなっています。

えびのエコミュージアムセンターによりますと、ゴールデンウィーク期間中の登山客の数はおおむね例年並みで、新燃岳の影響による混乱は見られていないと言います。

(自然公園財団えびの支部 須田淳副所長)
「正直、結構にぎわっていまして、引き続き火山活動についてはエコミュージアムセンターのホームページでも発信をしているので、事前に情報収集をして、安心安全な登山を楽しんでほしいと思います」

鹿児島地方気象台によりますと、新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は4月25日の445回をピークに減少していますが、4月29日は77回、30日は午後4時までに36回観測されていて、非常に多い状態が続いているということです。

地下のマグマやガスなどの動きを示す火山性微動も4月27日に3回観測されていて、気象台は引き続き噴火への警戒を呼びかけています。

4月30日(水)

4月28日(月)

4月25日(金)

4月24日(木)

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