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こんにちは。ライターのホリミホです。
今回は、都城市中町の建物1階にある完全予約制の『てま鮨(てまずし)』のちょっとリッチなランチをご紹介します。
暖簾をくぐると広がる静かな和の空間

白い暖簾をくぐると、木のぬくもりが広がるカウンターが9席。特別感がありながらもどこかホッと落ち着く雰囲気です。

「せっかく来てくださるなら、食材も時間も、手間を惜しまず丁寧に向き合いたいんです」とお店を切り盛りするのは、大将・池元翔太さん。

高校時代の寿司店でのアルバイトをきっかけに寿司職人の道へ。宮崎、福岡、カナダで約10年のキャリアを積んだ後、地元・都城で『てま鮨』を開きました。
ランチは大将のおまかせコースで決まり
ランチは大将おまかせコース2種がラインナップ。今回は、にぎり8〜10貫、一品料理2品、茶碗蒸し、汁物、デザートまで付いた『5500円のコース』をいただきました。
コースの中で特に印象に残ったメニューを6つ紹介します。

最初に登場したのは、もずくの上に刻んだオクラをのせ、優しいお出汁でまとめた酢の物。もずくのつるりとした食感とオクラのネバネバが同時に楽しめます。

次は握りが登場。まずは熊本県天草市で獲れた「ヤイトガツオ」の握り。漁獲量が少なく一般市場には滅多に出回らないため、「幻の高級魚」と呼ばれているヤイトガツオを10日間熟成。一口食べると、濃厚な旨みが下の上でスッと消えていきました。

続いて、津軽海峡で水揚げされた青森県産大間のマグロ!仕入れた後、数日間熟成させて旨みを引き出した一貫です。しっとりとした舌ざわりと、赤身特有のコクが重なり合い、思わずため息が漏れる美味しさ。一番美味しい瞬間を見極めて差し出すタイミングも絶妙です。

さらに鹿児島県で水揚げされた足赤えび!はらわたを丁寧に取り除き数日間熟成。えび本来の甘味とねっとりとした舌触りがクセになる一貫です。

「崩れやすいので手渡しです」と大将からそっと差し出されたのは、佐土原なすのにぎり。やわらかい果肉が特徴で、ほんのり付いている甘ダレとの相性も抜群でした。

コースの締めくくりは、わらびもちパフェ。パフェを受け取ると、出来立てのわらび餅がほんのり温かく、冷たいバニラアイスとの調和がお見事です。また焼酎のアルコールを飛ばしたもろみや胡桃、それぞれの食感が重なりあい、甘味の奥にほのかな甘さが感じられました。

こだわりはネタだけじゃない!仕入れ先にも足を運んで

「信頼できる人から仕入れることが一番大事。食材も、人とのつながりから生まれるんです」と池元さん。とくに旬の魚は自ら日本各地を回り、信頼する仲卸や漁師から直接仕入れています。

お米やワサビ、お茶も三股町や都城市の生産者を訪ねて、直接買い付けされているそうです。どの食材にも「人の見える安心感」があり、その積み重ねが、てま鮨の味を支えています。

大将ご夫婦は、「たくさんのご縁をいただいてきたので、いろいろなお客様に返したい」とおっしゃっていました。
お祝いごとやイベント後に、リッチなランチはいかがですか?皆さんぜひ、食べてみてください♪
≪店舗情報≫
- 店名:てま鮨(てますし)
- 住所:都城市中町17-18 SANOビル1F
- 電話番号:090-3325-6156
- 営業時間:12:00〜14:00、17:00〜23:00
- 店休日:不定休※詳細はInstagramをご確認ください。
- 支払い:クレジットカード、QRコード決済対応
- 駐車場:あり※近隣の市営駐車場を利用可
- 📷 Instagram:@tema_sushi
※掲載内容は2025年10月時点の情報です。営業時間やメニューは変更になる場合がありますので、ご了承ください。
※メニューの価格は、すべて税込みです。