メイクキープミストは効果がない? 乾燥・崩れを防ぐ効果的な使い方を解説

メイクキープミストは効果がない? 乾燥・崩れを防ぐ効果的な使い方を解説

「メイクキープミストを使っているのに、全然効果が感じられない…」「むしろ崩れやすくなる気がする」

そんなふうに思ったことはありませんか?
実は、メイクキープミストの効果を最大限に引き出すには、“使い方”と“選び方”がとても重要。

この記事では、メイクキープミストが「効果がない」と感じる理由や、正しく使うためのポイント、肌悩みに応じたテクニックまで詳しく解説します。「ちゃんと効く」メイクキープミストに出会いたい方、ぜひ参考にしてみてください。

メイクキープミストとは?

メイクキープミストとは、メイクを長時間キープするために使用する、スプレータイプの化粧水です。メイク後に顔全体に吹きかけることで、肌の上に薄いフィルムのような膜を作り、ファンデーションやチーク、アイメイクなどを密着させます。

「朝のメイクを夜まできれいに保ちたい」「マスクや汗でメイクが崩れやすい」というときに重宝されるアイテムです。特にメイクが崩れやすい夏や長時間メイク直しができないとき、イベントがあるときなどは、朝のメイクの仕上げにメイクキープミストを吹きかけることで、長時間きれいなメイクをキープしてくれますよ。

商品によっては、皮脂や汗をブロックするタイプや、乾燥を防いでうるおいを与えるタイプなど、肌悩みに応じて選べるのも魅力のひとつ。正しく使えば、日中のメイク直しの手間がぐんと減る、頼れるアイテムです。

メイクキープミストは効果がないといわれる理由

「メイクキープミストは効果がない」このように感じている人は、案外多いよう。その理由をまずはチェックしていきましょう。

メイクが崩れる

「崩れ防止アイテムとして使っているのに、逆にメイクが崩れた」そんな経験をした方も少なくないのでは?

メイクキープミストは、肌表面に薄い膜を張ってメイクを固定するアイテムですが、使い方を間違えると逆効果になることも。例えば、ミストの量が多すぎたり、乾いていない状態で他のメイクアイテムを重ねてしまったりすると、ベースメイクが崩れる原因になります。

つまり、正しく使えばメイクキープ効果が高いはずのミストも、間違った使い方では逆に崩れのもとになってしまうのです。

乾燥する

「メイクキープミスト=保湿」と思い込んでいる人も多いかもしれませんが、すべてのミストがうるおい重視というわけではありません。

特に、皮脂分泌を抑えるタイプのミストはアルコールを含むものも多く、乾燥肌の人にとっては刺激になったり、かえって水分が奪われたりすることも。肌が乾燥すれば、肌を守るために皮脂が余計に分泌されてメイクが崩れやすくなり、悪循環に陥る可能性もあるのです。

肌が荒れる・肌に悪い感じがする

「ミストを使うと肌がピリピリする」「なんとなく肌に合っていない気がする」、このような違和感や肌トラブルを感じている方も少なくありません。

肌が荒れる原因としては、成分との相性が悪いことも考えられます。人によっては、アルコールや香料で、赤みやかゆみ、乾燥を引き起こすケースも。特に敏感肌や乾燥肌の方は、配合成分に十分な注意が必要です。

さらに、メイクキープミストに含まれる「ポリマー成分」が、肌荒れの原因になっている可能性もあります。ポリマーはメイクを肌に密着させて崩れにくくする役割がありますが、肌の通気性を下げたり毛穴をふさいだりする側面も…。そのため、肌に合わないと感じた場合は、ポリマー不使用の商品を選ぶのもひとつの方法です。

メイクキープミストの効果を感じられない原因

実は、メイクキープミストの使い方や選び方を間違っていると、その効果を十分に発揮できません。ここでは、うまく使いこなせない原因について詳しく見ていきましょう。

正しいつけ方をしていない

メイクキープミストの効果を実感するためには、つけ方がとても重要。顔から近すぎる距離でスプレーすると、局所的に濡れすぎてヨレの原因に。逆に遠すぎるとムラになり、メイクキープ効果が薄れてしまいます。

理想は顔から20〜30cmほど離して、顔全体にまんべんなくふわっとかけること。目を閉じて、メイクキープミストがヴェールのように肌にのるイメージでつけましょう。

塗布後すぐにメイクを重ねている

メイクキープミストをつけたあと、乾く前にフェイスパウダーやチークなどを重ねてしまうと、ベースメイクがズレてしまうことがあります。メイクキープミストを使用した後は、完全に乾くまで手を触れないのが鉄則。完全に乾かすことでフィルムがしっかり形成され、崩れにくい状態になります。

自分の肌質に合っていない

皮脂を抑えるタイプ、保湿重視のタイプなど、メイクキープミストにはさまざまなタイプがあります。脂性肌さんがオイルたっぷりの保湿タイプを使えばメイク崩れにつながりますし、乾燥肌さんが皮脂抑制タイプを使うと肌がつっぱることも。自分の肌質に合ったタイプを選ばないと、思ったような効果が出ないこともあるのです。

メイクキープミストの効果的な使い方

メイクキープミストの効果を最大限に引き出すには、正しい使い方がとても大切です。基本的な使用方法から、ちょっとしたコツまで、紹介していきます。

ベースメイクの仕上げに使う

メイクキープミストは、ベースメイクがすべて終わったあと、仕上げとして使うのが基本。ファンデーションやコンシーラーを塗り終えたあとにスプレーすることで、メイクをしっかりフィックスできます。また、スプレー後は触らずにそのまま自然乾燥させるのがポイントです。

メイク前の土台作りも意識する

実は、メイク前のスキンケアで「肌を整えておく」ことも重要です。保湿不足だと、ミストの成分がなじみにくく、メイクも崩れやすくなります。朝のスキンケアでは、適度なしっとり感を意識しましょう。油分が多すぎると、ミストの膜が弾かれてしまうこともあるので、油分の与えすぎにも注意。

スプレー量と距離を調整する

しっかりミストを使いたいからといって、何度も重ね付けするのは逆効果になることも。ミストは2〜3プッシュを目安に、顔全体に薄く均一にかけるのが理想です。一度の使用量と距離を見直すだけでも、仕上がりは大きく変わりますよ。

メイクキープミストを使ったテクニック【肌悩み別】

メイクキープミストは、肌悩みに合わせて使い分けることで、より効果を実感しやすくなります。ここでは、崩れ・乾燥・肌荒れなどの悩みに応じたテクニックを紹介します。

メイク崩れが気になる場合

メイクが特に崩れやすいTゾーンや小鼻まわりには、あらかじめティッシュオフをしてからミストを使うのがおすすめ。余分な皮脂を取ってからミストをかけることで、密着度がアップします。また、マット仕上げのミストや皮脂吸着成分入りのミストを選ぶと、崩れを防ぎやすくなります。

さらに上級テクニックとして、化粧下地を塗ったあとにメイクキープミストを軽く吹きかけて濡れたパフ・スポンジで叩き込んで乾かし、次にファンデーションを重ねた後も同様にメイクキープミストを叩き込むことで、崩れにくさが格段にアップしますよ。

乾燥が気になる場合

乾燥が気になる人には、保湿系のミストを選びましょう。ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が入ったものは、乾燥によるメイク崩れを防ぎます。

日中の乾燥対策として、メイクの上から軽くひと吹きするのもおすすめです。特に水分と油分で二層式になっているミストは、水分と油分のバランスがよく、肌にうるおいとツヤを与えてくれます。使用前によく振ってから使うことで、より高い保湿力を期待できますよ。

肌荒れが気になる場合

肌荒れが気になるときは、メイクキープミストの選び方と使い方に注意が必要です。アルコールや香料など、刺激になりやすい成分が含まれていない低刺激処方のミストを使用するのがおすすめ。敏感肌用や「ノンコメドジェニック処方」など、肌へのやさしさに配慮された商品を試してみましょう。

また、使う前に肌をしっかり保湿してバリア機能を整えておくこともポイント。乾燥している肌にミストを使うと刺激を感じやすくなるため、化粧水やクリームで肌を整えてからメイクをし、最後にミストを使うのがベストです。

まとめ

「メイクキープミストは効果がない」と感じている場合、もしかしたら使い方やミストの選び方に原因があるかもしれません。正しい使い方を押さえて、自分の肌質や悩みに合ったミストを選べば、きっと違いを感じられるはずです。

ぜひこの記事を参考に、メイクをもっと快適に楽しんでくださいね。

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