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猫っ毛とはどんな髪質なのか、ご存じですか?
猫っ毛は、細くて柔らかく、猫の毛のようにフワフワしているのが特徴です。文字で見るとなんとなく可愛らしい印象を受けますが、猫っ毛ならではのお悩みも多いのだとか…。
本記事では、猫っ毛の特徴やあるあるのお悩み、猫っ毛さん向けのヘアケア方法や似合う髪型を紹介します。
猫っ毛とは?

まずは猫っ毛とはどんな髪質なのかを解説します。
猫っ毛の特徴
猫っ毛は、毛が細いのが特徴です。猫の毛のように細く、手触りが柔らかくてフワフワしています。髪の毛1本1本が細いとボリュームが出にくいので小顔に見える一方で、ペタンとした印象になってしまうことも。
また、ダメージを受けやすいため、入念なヘアケアが求められる髪質です。
遺伝的な要因だけでなく、ダメージによって猫っ毛になることも
髪の毛は、ダメージから守る「キューティクル」、髪の太さ・柔軟性に影響する「コルテックス」、芯の「メデュラ」の3層構造になっています。猫っ毛はコルテックスの密度が低いため、細くて柔らかい毛質になっています。髪質は遺伝する傾向なので、両親・祖父母が猫っ毛の場合は、遺伝的要素で猫っ毛になっている可能性が高いです。
その一方で、ダメージによって猫っ毛になる可能性も。年齢を重ねるにつれて猫っ毛になったという人は、もしかしたらダメージの蓄積で猫っ毛のような細い毛になっているのかもしれませんよ。
猫っ毛とくせ毛の違いは?

実は、猫っ毛とくせ毛は全くの別物です。猫っ毛は前述したように細くて柔らかい、フワフワとした髪質のことをいいます。一方でくせ毛とはうねっている髪のことで、髪の形状のことを指しており、髪質のことではありません。つまり「猫っ毛かつくせ毛」という髪も存在するということです。
猫っ毛さんの悩みのあるあるを紹介

次に、猫っ毛ならではのお悩みのあるあるを紹介します。
トップのボリュームがなく、頭皮が見えてしまう
猫っ毛は髪の毛が細くて柔らかいため、つむじ周辺の髪のボリュームが少なく、頭皮が見えてしまいがち。髪の毛のコルテックスが少ないと、髪のハリやコシが弱くなってしまいます。そのため髪の毛が立ちにくく、ペタッとしてしまうのです。
アイロンなどの熱ダメージの影響を受けやすい
猫っ毛の場合、キューティクルの層も薄いため、ダメージが受けやすいというのも特徴的。ヘアカラーやヘアアイロンなどのダメージの影響を受けやすく、ヘアケアを念入りにしないとパサついてしまいます。
ヘアスタイルをキープしにくい
猫っ毛は髪が細いことから、ヘアスタイルをキープしにくいというお悩みも。スタイリングをしても風や重力、湿気などによってすぐにぺたっと崩れてしまいます。パーマもかかりにくかったり維持できなかったりすることが多いようです。
猫っ毛に悩む人におすすめのヘアケア方法

それでは、猫っ毛さんにはどのようなヘアケアが適切なのでしょうか。
ケラチン配合のアイテムを使う
先述したように、猫っ毛の人はキューティクルが薄く、コルテックスの密度が低い傾向です。そのため、ヘアケアによって髪の毛の強度を補う必要があります。
おすすめはケラチン配合のアイテム。ケラチンとはタンパク質の一種で、髪の主成分です。ケラチンを毎日のケアで補給できれば、髪の毛にハリやコシが出てきて、スタイリングもしやすくなりますよ。
軽めなテクスチャーのスタイリング剤を使用する
猫っ毛は外部からのダメージを受けやすい髪質なので、アウトバストリートメントを使ってうるおいを与えるのも忘れずに。ただし、重すぎるものを使うとペタッとしてボリュームダウンにつながってしまうため、軽いテクスチャーのものを使用するようにしましょう。
ボリュームが出にくい所は温めながらクセをつける
日々のスタイリングでトップがぺたっとしてしまう人は、ドライヤーなどで温めながらクセを与えることで、ふわっとしたボリューム感を出すことができます。スタイリング剤を使うときは、「細い毛向け」「ボリュームを出したい人向け」と記載されているアイテムがおすすめです。
猫っ毛さんに似合う髪型は?

猫っ毛さんだからこそ似合う髪型やヘアスタイルもたくさんあるのをご存じでしたか? ここでは、猫っ毛を活かした髪型・ヘアスタイルを紹介します。
韓国で大人気!ヨシンモリスタイル
韓国で人気のヘアスタイル、ヨシンモリ。ふんわりと柔らかな印象を抱くヘアスタイルなので、猫っ毛さんの柔らかい髪質を活かすことができます。暗めのカラーでも猫っ毛さんの場合は重たい印象にならず、むしろツヤ感が際立ち色っぽい印象に。
前髪や根元にボリュームを持たせれば、頭皮もカバーできます。巻いた部分やボリュームを持たせたい根元は、スプレーでキープしましょう。
ゆるふわなニュアンススタイル
毛の中心から毛先にかけてゆるく巻いた、ゆるふわなヘアスタイルもおすすめ。毛先をしっかり巻くことで、ペタッと感が気にならないふんわりとした印象にすることができます。巻いた後は、程よい濡れ感がでるワックスを少量使用してスタイルをキープしましょう。
お団子やハーフアップもおすすめ
猫っ毛さんは毛が柔らかいので、お団子やハーフアップも綺麗に仕上がります。おくれ毛を出しても不潔な感じにならず、むしろ抜け感が出ておしゃれに仕上がるのも、猫っ毛さんの特権です。シュシュなどのヘアアクセサリーでボリュームを出すのもおすすめですよ。
まとめ
今回は、猫っ毛の特徴とおすすめのヘアケア方法・アレンジの仕方などをご紹介しました。「髪が細くて、扱いづらい…」と猫っ毛に悩んでいる人は大勢います。しかし、ゆるふわなヘアスタイルが似合うという点では、猫っ毛さんの右に出る者はいません。
適切なヘアケアを心がけて、猫っ毛だからこそ似合うヘアアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。