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2018年07月30日

No.51 映画監督 曽原三友紀さん(都城市出身)(2018年7月28日放送)

今回ご紹介するのは、都城出身で現在アメリカ在住の映画監督曽原三友紀さんです。
今年3月アカデミー賞のパーティで宮崎牛と焼酎が世界から注目されましたが、実はその舞台をセッティングしたのがこの曽原さんなのです。
日本、そして宮崎を様々な形で発信し続けている曽原さんの、表現者としての熱い思い、そして故郷宮崎に寄せるメッセージとは。

曽原三友紀さん

国境や人種を超えて折り鶴が繋ぐメッセージ。
戦後70周年の2015年に製作された短編映画「折鶴」。
日本で被曝した少女の実話をモチーフにした作品で、アメリカを舞台に日本人の男の子が人々との出会いや体験を通して成長していくストーリーです。
この作品を手がけたのが都城出身の映画監督曽原三友紀さんです。
「一歩踏み出すことによって未来が変わる。とにかく何か一歩踏み出すところを知ってほしい。」と曽原さんは話します。
広島国際映画祭やニューヨークの国連本部など国の内外で上映され、ロサンゼルス日本映画祭では最優秀感動作品賞を受賞。
2016年には文部化学賞の認定するDVD教材にも選定されました。
曽原さんはアメリカロサンゼルスで「桜プロダクションUSA」を経営。
映像製作のほか、イベントのプロデュースやコーディネートなども手がけています。
これまで曽原さんの作品に携わってきたサウンドエディターの石川さんは「三友紀さんはとてもパワフルな方で、一緒に仕事をしているとやりがいが自分にも芽生えてくる感じがする。」と話します。

サウンドエディターの石川さん

 

映画監督として活躍する一方で、今年3月に世界最高峰の映画の祭典「アカデミー賞授賞式」のアフターパーティで主役級のメニューとして振舞われた宮崎牛と焼酎「霧島」をコーディネートしました。
会場には世界のメディア500社、映画関係者1500人が訪れ、この華やかな舞台で宮崎の食が注目を集めました。

アカデミー賞授賞式のアフターパーティ

その中でもアカデミー賞公式シェフのウルフギャング・パックさんが「こんな牛肉はどこにもない。見てごらん、素晴らしいでしょ。柔らかくて口の中でとろける。」と絶賛してくれたことは大きなニュースとなりました。

シェフのウルフギャング・パックさん

夢の舞台に宮崎の食。この立役者となったのが曽原さんだったのです。
最近ロサンゼルスで宮崎牛大使と言われるようになったと笑いながら話す曽原さんは、アカデミー賞の大舞台で宮崎の食が注目を浴びることになったその経緯を話してくれました。
「去年のオスカーのパーティの時にウルフさんが神戸牛ハンバーガーをPRしていた。その時に和牛ナンバーワンは宮崎牛なのにどうして使っていただけないんだろうとちょっと悔しい思いがあって、ウルフさんに直訴しに行った。アカデミー賞という大舞台なので本当にセレクトされてからは内心ドキドキしていた。しかし最後にシェフから”私達はファミリーだから”と言っていただいてその言葉は最高に嬉しかった。」

有名ブランド店が数多く立ち並ぶ高級住宅地ビバリーヒルズ
そこにアカデミー賞公式シェフのウルフギャング・パックさんの人気レストラン「Spago」(スパゴ)があります。
そこでアメリカの新聞社ロサンゼルス・タイムズが主催するイベント「FOOD BOWL」が行われました。
アカデミー賞に続き、曽原さんはこのイベントでも再び宮崎牛と焼酎「霧島」をコーディネートしました。

FOOD BOWLのイベント

 

スパゴビバーリーヒルズ本店ジェネラルマネージャーのスティーブスコットスプリンガーさんは
「本当にワクワクしている。メニュー・シェフ・ゲスト・カクテルブランドも新しい。今夜のゲスト達は最高の和牛 宮崎牛に出会うことができる。」とイベントに期待を寄せます。この日イベント会場に足を運んだ霧島酒造 営業本部の重水さんも「曽原さんをきっかけにこういったお店で当社の商品をアピールできる良い機会を与えていただいたことに本当に感謝している。」と話します。

スティーブスコットスプリンガーさん

 

曽原さんは映画監督としての枠を超えて、宮崎とアメリカを繋ごうとしています。
世界に都城をPRしたその功績から地元の観光大使「みやこんじょ大使」を委嘱されました。
「任務の重みを改めて心引き締まる気持ちがした。これからも都城のことをしっかりと世界にご紹介していかないといけないと思う。」と曽原さんは話します。

観光大使「みやこんじょ大使」を委嘱

 

都城市で生まれ育った曽原さん。
幼い頃は恥ずかしがり屋でおとなしい女の子でした。中高時代は劇団四季に憧れ、クラシックバレエのレッスンに励んでいました。
しかしそこで曽原さんを待っていたのは人生で初めての挫折でした。高校3年生の時オーディションに向けて練習に励む中、左膝を怪我し3ヶ月の入院をしました。
「筋肉がげっそりと落ちてしまった手術後のリハビリが非常に辛かった。」と当時の様子を話します。
その後大学に進学しても膝の痛みを抱え、気持ちも落ち込んで自宅に籠りがちだった日々が続きました。
そんな曽原さんを変えたきっかけは友人が誘ってくれたオーディションでした。
1990年宮崎港開港記念キャンペンガールズ「サンポートガールズ」メンバーに選出されたのです。
「合格してレッスンを受けたことがまた自信に繋がり明るい前の自分が戻ってきた。踊れるんだ!と思った。そこがまず一つ目の挫折から這い上がった起点でした。」と曽原さんは当時を振り返ります。

宮崎港開港記念キャンペンガールズ「サンポートガールズ」メンバーに選出

 

自信を取り戻した曽原さんが次に目指したのは、世界を舞台に活躍するアナウンサーでした。
そして日本で社会人としての経験を積みながらアナウンススクールに通い、2002年にはアメリカロサンゼルスの日経テレビ局で夢を叶えます
その後ハリウッド映画の女優にもチャレンジ。エンターテイメントの世界で表現者として活躍の幅を広げていきます。
「ハリウッドで紹介されるテレビや映画は世界中に放映されるので、日本人が日本人役を演じる上で間違った形で表現するのは嫌だなと思い京都の祇園町に稽古に行こうと思った。しかし案の定”うちは舞妓を育てる所。舞妓にならない人は受け入れない。”と即断られてしまった。」と話します。
しかし一度断られたからと言ってそこで諦めないのが曽原さん
ダメもとでいいから、とにかく動いてみる。
役を極める。ただそのことだけを胸に京都へ向かいました。
当時曽原さんは30歳。15歳くらいの舞妓さんたちの中、一番最後に稽古をつけてもらうことになりました。
積極的に行動することによってチャンスを掴み取ってきた曽原さんは、この時の経験がさらに新しい分野での才能を開花させます。

曽原さん

それが映画監督でした。
当時の海外では芸妓・舞妓の仕事が正しく伝わってないと感じた曽原さんは、日本人女性として何とかイメージを払拭して変えられないかなという思いで映画「はんなり」を作ることにしました。
日本文化を正しく伝えたい
そんな思いから2006年ドキュメンタリー映画「はんなり」を製作し映画監督デビューしました。
映画「はんなり」は京都を舞台にミステリアスな芸妓・舞妓の世界の本質に迫るアートドキュメンタリー
この時曽原さんは予算集めから企画、制作、配給まで全てを手がけました。
この映画はロサンゼルスワールドプレミア上映時1館あたり入場数8位を記録し、想像以上の反響を呼びました。
「はんなり」では「おもてなしの心」、「折鶴」では「思いやりの心」というメッセージを届けてきた曽原さんは、地元宮崎に帰った時にも様々な形でメッセージを届けています。
この日は宮崎大学で「曽原流 夢のかなえ方」について学生たちにメッセージを伝えていました。
とにかく色々な人に会う、そして運も実力の一つ。」と曽原さんの経験と熱い思いを学生たちへと届けます。

講義をする曽原さん

 

そして次回の作品では地元宮崎をテーマにした映画を企画している曽原さん。
次回の作品は日米親善のために日本とアメリカがお互い贈り合った人形を題材にした作品です。
「私が作らなかったら他に誰が作る?」という思いで製作することを決めたそうです。
舞台はアメリカと宮崎。本格的な映画製作に向けて、今仲間たちと打ち合わせを重ねています。
打ち合わせをしていた有限会社一平代表の村岡さんは「何を実現できるか皆はっきり見えないまま巻き込まれていって、でも実現したらこんなすごいことができるんだっていう夢を見せてくれるところがある。」と話します。
また同席していた宮交ショップアンドレストラン取締役の目野さんも「色々想像があるのでそれを交通整理しながら成し遂げていけば宮崎のためになるのでは。」と話します。
京都、広島、そして次はいよいよ宮崎
いったいどんな作品が誕生するのでしょうか。

映画製作に向けて打ち合わせ

 

最後に曽原さんにふるさと宮崎への思いを語っていただきました。
「青い空が広がる海も山も綺麗で豊かなところでのびのび育ったありがたさが、一度外へ出るとわかる。それがとりあえずやったらいっちゃが精神に繋がっていると思う。宮崎は実際に訪れると外国人が好きになっちゃう県だと思う。だからあと10歩踏み出していただくとアメリカの皆さんにも知っていただく機会が増えると思うので、いっどという気持ちで私について来てください!」

そしてアメリカと宮崎を舞台にした次回作の公開に向けて、映画製作や上映の支援者を募集しています。興味のある方は下記メールアドレスまでご連絡ください。

<支援者募集中:(仮題)フレンドシップドール~縁結び~>
InfoAAOS@gmail.com

映画監督曽原三友紀さんの挑戦はまだまだ続きます。

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