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2018年07月09日

No.50 劇団四季 俳優 青山弥生さん(延岡市出身)(2018年7月7日放送)

今回のヒューマンはエンターテイメントの世界で長年に渡って活躍している劇団四季の俳優延岡市出身 青山弥生さんを紹介します。
世界でも名のある劇団を代表する俳優の一人として、舞台の感動を届け続けている青山さんにお話を伺ってきました。

青山弥生さん

魂を揺さぶる歌声。日本のミュージカル界を牽引する劇団四季で長年活躍し続けているのが、延岡市出身の俳優 青山弥生さんです。
演じることへの情熱、そして心に届く歌声は一体どこから湧き出てくるのか、多くの俳優を育み新しい作品の数々を生み出している劇団四季の本拠地 芸術センターにUMKのカメラが初潜入しました。

 

劇団四季の大ファン 榎木田アナ。この日はいつになくちょっと緊張気味な様子です。
そんな榎木田アナを明るい笑顔で迎えてくれたのは劇団四季 俳優の青山弥生さん
青山さんは地元宮崎のお菓子 「ふかふか」が大好物。
お会いしてお土産を手渡すととても嬉しそうに、そして懐かしそうに喜んでくれました。

青山弥生さん

 

青山さんが四季芸術センターを案内してくれました。
劇団四季といったら何といってもここ。」と話しながらまず案内してくれた場所は、たくさんの紙が貼られたホール。
慣れだれ崩れ=去れ」の一文。これには、「毎日同じことを繰り返していると慣れる、そしてだれる、そして作品が崩れる。そういうものはうちには要らない。」という深く厳しい意味が込められていました。
劇団四季は全国各地に専用劇場を持ち、ミュージカルから芝居だけのストレートプレイまで、幅広いレパートリーを上演する世界最大規模の演劇集団です。俳優やスタッフを合わせると、総勢1300人。注目はその育成方法です。
横浜市あざみ野にある芸術センターで日々公演に出演している俳優から研究生までが一緒に訓練を行なっています。
10の稽古場と25室の研究室があり、そこには一部屋ごとにピアノや鏡、バーも付いており俳優が稽古に集中できる環境が整っています。
音をとったり台詞を練習したり、青山さんの演じるアースラーもここで生まれたのでしょうか。

四季芸術センター

 

青山弥生さんは延岡市出身です。
当時の延岡西高校を卒業後、東京の大学で本格的に声楽を学び1979年劇団四季研究所に入りました。
キャッツ・ライオンキング・マンマミーヤ・リトルマーメイドなど数えきれないほどの舞台で活躍。
劇団四季を代表する俳優の一人として活躍する一方で、現在は演出スーパーバイザーとして稽古の進行や俳優の指導なども手がけています。

青山弥生さん

 

パワーのある歌声と動きの源は、宮崎で育ったことだと話してくれた青山さん。
青山さんが劇団四季に入団したきっかけはお母様でした。
「母が宝塚出身なんです。小さい頃から舞台を観て、自分も日舞をやっていたこともあり舞台というものを観る機会がすごく多く、当時は旭化成の体育館で「ウェストサイド物語」を観にいったりしていました。劇団四季のオーディションは一次合格してから父親に報告したところ、お前の好きなようにしろ、いいがいいがと言ってくれました。」と話してくれました。
バレエの経験もないなか飛び込んだ劇団四季の世界。青山さんは厳しいレッスンとオーデイションを乗り越え入団3年目にファミリーミュージカル「魔法をすてたマジョリン」で見事主役の座を掴みます。
その後も様々な役に挑戦する日々は苦悩と葛藤の連続だったと言います。
「できなかったからいつも終電でした。オペラ座の怪人ではバレリーナの役でしたが、バレエ未経験だったので特訓を重ねました。」と当時を振り返ります。

青山弥生さん

 

劇団員たちが日々行なっている訓練の一つが母音法
台詞を明瞭に客席に届けるために編み出された劇団四季独自の発声法です。
「一番遠くに飛ぶのは明快に分離して一音一音が明確になるということが大切なんです。そうすると1000人の劇場でも一番遠くまで台詞が聞こえます。」
母音とは「あいうえお」のこと。そもそも日本語は母音と子音でできています。
母音をしっかりと発音することで一音一音が分離し、台詞を大きな劇場の端まで明確に届けることができるのです。
その母音法の練習を実際に見せていただきました。
発声している劇団員の背中を見てみると膨らんだり凹んだりします。それは腹筋と背筋を鍛える複式の呼吸法で、これを若い人からベテランまで関係なくトレーニングとしてやっているそうです。

母音法のトレーニング

 

舞台のことだけに集中できる環境づくり。
まさに俳優を育む劇団四季ならではの理想的な環境が整っています。
四季芸術センターにはトレーニングジムも完備しています。
専属トレーナーもついて俳優の体力作りや役作りをサポートしています。
トレーナーの田中啓之さんは青山さんのことを「素晴らしい方。劇団のことも昔からのことをよく教えていただいてすごく勉強になっています。若い子俳優たちに自分の経験を重ねながらコンディショニングを指導してくださる。」と話します。

トレーニングジム

 

入団以来数多くの役を演じてきた青山さん。
中でも俳優人生の大きな分岐点になったのが、公演回数1万回を超えるライオンキング
物語の鍵を握るラフィキ役の主演者キャストに選ばれた青山さんは、日本国内の舞台だけでなくブロードウェイのステージにも立ちました。
あれは大きな転機でした。」と青山さんは語ります。
命の繋がりをテーマにしたライオンキングの舞台の一方で、青山さんはこの時最愛の父を亡くしました。
お父様への思いを馳せながら帰りの飛行機に乗っていると、窓の外にオーロラが出現したそうです。
なんども就航しているこの便でオーロラが見えたことは今までないとCAさん言われて青山さんは「父が来たな。」と感じたそうです。
その時青山さんは「父の死で教えられたことがたくさんありますし、こういう方がたくさんいらっしゃるんだ。そのためにこうやって歌うんだ!」と思ったそうです。

青山弥生さん

 

続いて案内していただいたのは食堂
稽古場やトレーニングジムだけではなく、ここ食堂も大切な劇団員たちの場所でした。
青山さんと一緒に食堂を案内してくれたのは、宮崎県出身の松田佑子さんと高野唯さん
青山さんオススメのメニューは劇団四季名物100点カレー
キャリアによって食券の点数が変わり若い研究生ほど安く食べられる仕組みになっています。
こちらの100点カレー、最安値でなんと80円。
お味はとってもマイルドな美味しいカレー。
会社、スタッフ全員がここの食堂で食事をします。

食堂にて

 

ここで後輩の方々に青山さんの印象を聞いてみました。
「いつもとても気さくに元気にしてる?と声をかけてくれる。それだけで元気が出ます。」「青山さんがいなかったら今の自分はいないです。」「劇団の中でも弥生さんと言ったら信頼のおける絶対的な存在。お母さん的なところもあって優しく、時には厳しくしてくれます。」

どこにいても宮崎への愛を忘れない青山さん。
榎木田アナが渡したふかふかを嬉しそうに後輩たちと食べてくれました。
青山さんの周りはいつも笑い声に包まれています。

青山さんの印象

 

延岡時代の思い出を聞いてみると・・・
「遠足と運動会の次の日は必ず声を枯らしていました。
基地を作ったりレンゲ畑で寝転んだり、海水浴に行ったりと自然満喫でした。延岡が大好きです!宮崎のアイデンティティがあるじゃないかな。w」と笑顔で話します。

延岡が大好き

 

今年2月に宮崎市で実施された劇団四季の「心の劇場」。
劇団四季が全国を回り、子供たちを無料で招待しました。
演劇の感動を直接届けるという社会貢献プロジェクトです。
舞台を通して命の大切さ、思いやりの心を育んで欲しいという劇団四季のメッセージは宮崎の子供たちにもしっかりと届いたようです。

もし何か四季の舞台をご覧になって口ずさんだり、心にポッとお花が咲いたら嬉しいな思います。劇場で私たちと一緒にその世界を楽しんでもらえたらと思っています。」

公演の様子

現在福岡のキャナルシティ劇場で公演中のリトルマーメイド。
青山さんは主人公の敵役、海の魔女アースラ役の一人として出演しています。
「リトルマーメイドは舞台装置や色が華やかなんですが、実はとてもシンプルなんです。アリエルから勇気をもらいましたとたくさんの声をいただきます。そのために私が、がんばらんといかんとよ~。w」と舞台への意気込みをちょっと戯けながら話してくれました。

これからも舞台に立ち続けたい。多くの人に勇気や感動を届けたい。
俳優 青山弥生は今日も稽古場に向かいます。
最後に青山さんは「舞台に出る機会が少なくなってスーパーバイザーの仕事が増えているけれど、次またどこかで舞台に立つために個室にこもって稽古します。一生、エンジンはけかたまま一回も切らない。そしていつも四季を感じられるような劇団でいられたらと思います。」と語ってくれました。

今年で創立65周年を迎える劇団四季。
青山さんは多くの仲間とともに今日も演劇の感動を届けます。

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