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2018年06月18日

競技かるた(2018年6月16日放送)

バーンという音とともに札が舞い、畳の上の格闘技とも言われる「競技かるた」。

競技かるたとは小倉百人一首の中からランダムに選ばれた50枚が使われて行われる競技で、100分の1を競うとも言われています。
今回はこのダイナミックな競技かるたの世界、そしてかるた甲子園と言われている大会の予選に向けて頑張る高校生の姿を取材しました。

かるたの札

 

競技かるたのルーツは平安時代に遡ります。
当時、歌や絵が描かれたたくさんのハマグリから対になる物を選ぶ貝覆という遊びが流行しました。
長い時を経て貝殻から厚紙に変わり、百人一首を題材としたかるた遊びが普及しました。
その後全国でルールが統一され、明治37年に現在の競技かるたが始まりました。

競技かるたで県内屈指の強さを誇るのが、宮崎大宮高校競技歌留多部
かるたの甲子園とも呼ばれる大会で24年連続全国大会へ出場し、全国3位にも輝いたこともある強豪チームです。

宮崎大宮高校

 

競技かるたは読み手が読み上げる歌の上の句を聞いて、できるだけ早く下の句に描かれた札を取りに行くという競技です。
お互いの陣に25枚ずつ札を並べ自陣の札を取れば一枚減り、敵陣の札を取れば相手に一枚札を送って自陣の札を先に0にした方が勝ちです。

かるたの説明

 

実力のある先輩との対戦や、これまで積み重ねてきた経験値により代々強さが受け継がれている大宮高校。
かるたの甲子園と呼ばれる大会の県予選に向け練習に熱が入ります。

また、こんなにも早いスピードで札が取れる理由・・・
それは決まり字というものがあるからです。決まり字とはそこまで読まれれば札が特定できる字のこと。例えば「む」から始まる歌は「村雨の」の一首しかありません。つまり「む」という音を聞いた瞬間に札を取ることができます。一方隣の歌は「朝ぼらけ」までは同じ。その次までの音が決まり字となります。
この決まり字にどう対応できるかが勝負の鍵となります。

決まり字の説明

記憶力と瞬発力、そして1時間半ほどかかる試合をいくつも戦う体力も必要とされる過酷な競技なのです。
しかし、実力だけでは勝てない試合があります
それは運命戦
最後一枚ずつになった場合、勝敗はどちらの札が先に読まれるか。まさに運命に委ねられた戦いです。

競技中、大宮高校の主将としてチームを引っ張るのは三年生の佐々木ルナさん。
県予選の前にプレッシャーが重くのしかかっていました。
「去年の先輩たちが強かったのもあって、今年は西高も強くて特に不安のある年。
それでも勝てる大宮でありたい。
みんなを引っ張っていくためにみんなに的確に声をかけて盛り上げていきたい。」と話します。

三年生の佐々木ルナさん

 

一方力を伸ばし勢いづいているのが宮崎西高校百人一首部
部活動は茶道部と共用の部室を練習しやすいように整えるところから始まります。
メキメキと力を付けている原動力の一つが外部コーチ横谷さんの存在です。
横谷裕三子さんは日本一を決めるクイーン戦でかつて準クイーンにも上り詰めた、部員にとっても憧れの存在です。
4年前から西高校百人一首部外部コーチとしてメンタル面を中心に指導しています。

横谷さん

「今までは自分たちが勝てるとは思っていなかったと思う。やっと勝てる実感ができてきたくらい。もう少し頑張ってみようかな、大会に出てみようかなという感じ。」と今の部員たちの様子を話します。そんな部員たちに横谷さんは西高は強いんだというプライドを持って戦って欲しいと思っています。

「今までは優勝を目指しては取り組んでいなかった。そこまでの自信が自分たちにもなかった。だけど今年は思いっきり優勝を目指して頑張っていきたい。」と主将の今栖さんは話します。

 

6月8日。
宮崎県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会が行われました。
この大会は団体戦で行われ5人同時に試合をし、3勝した方の勝利となります。
団体戦は団体戦だけに認められている声かけで雰囲気をつくることがとても重要で、相手チームの特徴を読み席順を予測しながら作戦を立てていきます。
会場にはタイからの留学生もいました。去年の12月に高校で行われた百人一首の大会がきっかけで入部したそうです。

宮崎県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会

 

およそ5時間に及ぶ予選3試合が終了
大宮は全て5-0で勝利。西もリーグ1位で予選通過。
ここからは負けたら終わりの決勝トーナメントです。
大宮は王者の貫禄を見せ、決勝進出です。
宮崎西も順調に勝ち上がり決勝へ

その後オーダー(並び順)の作戦会議が始まりました。
大宮は宮崎西が決勝で並び順を変えてくると予想。
悩んだ結果並び順を変えることに・・・
一方、西高は並び方を変えない方向で話を進めていました。

宮崎県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会

 

13連覇のプライドをかけて、初優勝をかけて全身全霊を傾ける試合が始まりました。気迫と気迫がぶつかり合う両者。一歩もゆずらない接戦が続きます。

決勝戦

 

最初に勝敗がついたのがオーダー表によりエース同士の対戦となってしまった主将対決。
大宮の佐々木主将が制し、大宮が先手の1勝。
そして宮崎西の主将の敗戦に他の部員が奮い立ち、西高が1勝2勝と続きます。
宮崎西に初優勝の王手がかかります。しかし大宮も王者の意地を見せます。
勝敗は最後の1組へと託され、両校の決着は運命戦へ。

決勝戦

 

そして最後は宮崎西が運命戦を制しました。
宮崎西の初優勝。会場は大きな拍手と部員たちの熱い涙で包まれました。

宮崎西高校百人一首部

この日、宮崎のかるた界に新たな歴史が刻まれました。

全国大会は7月28日(土)滋賀県の近江神宮で行われます。この大会に宮崎県からは宮崎西高校と
宮崎大宮高校の2校の出場が決まっています。
競技かるたへの思いとその力を思う存分発揮してきて欲しいです。

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