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2018年05月14日

長江川の白濁・・・稲作断念で広がる農家の不安(2018年5月12日放送)

今回のFOCUSは、先週に引き続き硫黄山の噴火による長江川の白濁についてお伝えします。

長江川の地図

硫黄山の噴火以降、えびの市の長江川が白く濁っていることが確認されてから約3週間。今月6日えびの市は農家の代表者などを集めた緊急会議を開きました。

緊急会議の様子

この中でえびの市は長江川水系と長江川と合流後の川内川の水を農業用水として使用しないことを決定しました。
影響を受ける面積は約460ヘクタール、えびの市の水田の18パーセントにも及びます。

これは事実上、多くの農家が今年の稲作を断念しなければならないことを意味しています。
えびの市 村岡隆明市長は「これまで培ってきたブランドに傷がつかないように、少しでも心配な要素があれば全て排除していくということで、農家のみなさんにご理解をいただいた。」と話します。

 

今週からえびの市内17箇所で説明会が始まりました。
特に永山地区は影響を受ける農家が最も多い地区です。
説明会には永山地区で稲作を営む農家など約50人が出席。
えびの市や県、JAの担当者から今回の決定に至った経緯などの説明を受けました。
えびの市の担当者は「食の安全性と品質を確保するとともに、えびの産ひのひかりやえびの産宮崎牛などをはじめとする全ての農産物を風評被害から防止し、これまで確立してきたブランドを守ることが重要であることで判断されたことです。農家のみなさんには非常に苦渋の判断をしていただきました。」と説明をしました。
田植えを来月上旬に控え、稲作農家の間には今後の収入や風評被害などの不安が広がっています。

永山地区の説明会

説明会に出席されていた農家の方にお話を伺いました。
天災だからどこを攻めるわけにもいかないから我慢しないとしょうがないでしょうね。」
「一番の不安はお米を作れないこと。農家はそれで成り立っているから。飼料米で牛を養ったりして売っているから収入が無くなると困りますよね。」と複雑な心境を語ります。

 

永山自治会の迫田黙太郎会長は「永山地区のほとんどの農家が影響を受けている。噴火の影響で米を作れないけれどもそれを国がどういうふうに補償するとか、具体的に一反歩どれだけとか、そういうことは全然きまっていない。」と今後の不安を話していました。

永山自治会の迫田黙太郎会長

 

こうした現場の声を受け、今週木曜日にえびの市 村岡市長と川内川流域の鹿児島県伊佐市・湧水町のトップが農林水産省などを訪れ、農家への所得支援や風評被害対策などの要望書を提出しました。

農林水産省へ要望書を提出する様子

これに対し農林水産省の齋藤健大臣は「当面稲作ができなかった所をどうするのかという話と、事態が長引く可能性も否定できないのであれば中期的にどうするのか、二段構えで検討していく必要がある。」と話します。
「なかなか前例が無いということで国も苦労をしているようですが、私たちの気持ちを十分かっていただいて寄り添っていただけることを感じたので、具体的な政策として反映されるのがなるだけ早くなるように祈っています。」と村岡市長も話します。

としては長江川の中長期的対策を検討するために霧島山火山活動対策本部を設置し、6月議会の補正予算で農家への支援策を検討しています。

またえびの市では他の水源を使ってお米を作れないかを模索しており、川内川周辺の16箇所の溜池や湧き水などの水質検査を行っています。問題がなければこれらの水を使って稲作に使いたい考えです。この結果は今月18日以降に発表されるということです。

水質検査を実施した溜池の地図

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