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2018年02月26日

楽しい育児を目指して 子供の成長を支える家族の役割(2018年2月24放送)

今回は子育てについて考えたいと思います。

子育ては宝ものを産み育てるとても素敵な経験ですが、どうしてもハードなイメージがつきまとってしまいがちです。この子育てのイメージ意外にも様々な要因で、今子供の生まれてくる数がとても減っています。
下の数字は宮崎県の生まれてくる子供達の数なのですが、40年前と比べて1万人も減っていることがわかります。
そんな中宮崎を全国の中で見てみると、実は子どもを持つ割合は高いのです。特殊出生率(15歳~49歳までの女性一人が産む子供の数)という数字を見てみると宮崎県は1.71人で、全国3位の高い水準と言われています。

宮崎県の生まれてくる子供達の数

 

県では今後の人工減少に歯止めをかけようということで、この1.71人という数字を最終的には2.07人まで持っていきたいと考えています。

宮崎県の特殊出生率の目標値

ではこの子供達を産み育て、安心して暮らせる町を作っていくには何が必要なのかを考えてみたいと思います。
今月3日、子育を楽しいと感じてもらう宮崎を目指して子育を考える県民シンポジウムが開かれました。
子育て中の家族連れなど約300人が参加しました。
シンポジウムでは赤ちゃんへのボディマッサージを通して親子の絆を深める活動をしている日本チャイルドボディケア協会代表 蛯原英里さん(宮崎出身)によるベビーマッサージ教室も開かれました。
また子育てについての写真やエピソードを文章にしたハートフルコンテストの表彰式も行われ705作品の中から最優秀作品が紹介されました。

子育を考える県民シンポジウムの様子

その中に4歳と1歳になる二人の子供達とのやりとりを綴った三島明世さんの作品がありました。
三島さんの文章には育児に追われる日々の中で思わず子どもを叱ってしまった時のエピソードが綴られています。

 

”なかなか野菜が進まない4歳の娘に「野菜を食べると、元気でとっても優しい子になれるんだよ。」と教えていた私。ある時、ささいな事で娘を大声で怒ってしまいました。
言い過ぎたなと後悔しながら謝るつもりで娘のいる部屋をのぞいてみると、おままごとセットで料理を作りながら1歳の弟に何か話しかけている様子。こっそり聞いてみると・・・「よし、野菜炒めのできあがり。この野菜を食べたらママはきっと優しい子になるはずだ。」
思わず、吹き出して大笑いしてしまいました。と同時に日々の育児に必死で、ついつい怒る事が増えてしまった自分を反省。「ごめんね。」と伝えました。
年明けには第3子出産予定でさらに賑やかになりますが、ママはもっともっと頑張るからね。”

 

このエピソードを綴った三島さんに会いにご自宅を訪ねました。
三島さんは現在育休中。
「人数が増えるごとに楽しさはあるけれどバタバタしている。」と話す三島さん。
しかし三島家ではできることはパパが協力してくれます。ご飯を作ってくれたり、お風呂を入れたりしてくれます。
それでもママ達はどうしても子供中心の生活になっていくので、自分の時間が無くストレスが溜まったり様々な悩みを抱えています。そんな時、子供連れでも入れる施設があれば安心して子供を遊ばせてママ友同士でもゆっくり食事をしたり息抜きの時間ができて助かるよねとママ友同士で話すそうです。

三島さん家族

今回の作品に三島さんは「キツイ事ばかりじゃなく、キツさ以上の楽しさが子育てにはあって、子どもが笑っていると自分も幸せな気持ちになって幸せだなと感じることが多いと思う。
子供がいるから自分も頑張れるし、育児はもっと楽しいものだと気付ける。」という思いを込めていました。

そんな子育てを支えていくには私たちは何をすれば良いか、そしてどんな環境が必要なのかを県立看護大学名誉教授子育てネットワークみやざき代表の花野典子さんと一緒に考えたいと思います。

花野典子さん

まずはじめに、様々な角度からこの子育てを見てきた花野さんが最近のお母さんたちを見ていてどんな印象を持っているのかを聞いてみました。
今のお母さんたちはちょっと大変かなという印象があります。お仕事をしているお母さんも多いし色々な情報がたくさんあるので、それに振り回されているところもあったりするのかなと思います。」と花野さんは話します。

そんな育児の大変な部分をお母さん自身もサポートする側も「やらなきゃやらなきゃ」と自分をつい追い込んでしまいがちです。しかし花野さんはこう話します。
子育てはとても自然なこと。赤ちゃんが生まれることも自然なこと。だから子育ても「内から頑張る!」のではなくて、もっと自然に力を抜いて楽しんでもらいたいと思います。」出産も育児も自然なことだから、あまり頑張りすぎなくて良いのですね。

しかし実際榎木田アナも「9年間のあいだ、肩の力を抜いたことは無いような気がする」と話すように、やはり世の中のお母さん達も日々何らかのプレッシャーを感じているのではないかと思います。この育児に対する母親のストレスグラフを見てわかるように、7割以上のお母さんがストレスを感じていることがわかります。

育児に対する母親のストレス

実際になぜストレスがかかるのか。上記に書かれている様々な要因がありますが、どれも日々当たり前にようにやってくるものです。言わば日常的な事だと思います。
この要因の中で「母性神話」という言葉があります。
それは「女性は子供を産めば子供を育てる技術を持っているものだ。」とか、「女性なのに子供も育てられなくてどうするんだ?」などの言葉や態度がお母さんたちに「私はダメな母親なんだ。」と思わせてしまう、その母親の心理を母性神話と言います。

 

女性は妊娠してからとりあえず出産まで頑張ろうと思います。でも、生まれてからが本当のスタートだということに気づきます。何をするのも手さぐりで、時には涙が出てしまうこともありますよね。
お母さんたちは妊娠・出産から育児をする過程の中で、きっといろいろな思いをされていると思います。

そんなお母さんたちをサポートするには、一体どんなことができるのでしょうか?
お母さんの話を聞いてあげる。訪ねて行って他愛ない話でいいから、一緒に楽しいお茶をするとかちょっとしたお母さんたちの息抜きの場を作ってあげる。そんなささやかな事で良いんです。」と花野さんは話します。
例えば、育児がほとんど手伝えない旦那さんが仕事を終えて家に帰ってから、奥さんの話を聞いてあげるだけでお母さんは十分に救われます。そんなちょっとした事でもお母さんにとっては息抜きの場になると思います。

子供の成長も様々、お母さんたちの悩みも様々な中でお母さんたちのストレスを少しでも解消したいという思いで花野さんがある施設を作りました。
それは、宮崎市恒久にあるキッズランドです。
ここは子供服やおもちゃなど色々な子供用品を扱っているお店が入っている施設です。子供が喜びそうな理髪店もあります。
中でも人気なのがプレイパークです。3年前に県立看護大学を退職した花野さんがオープンさせた場所です。ドイツから輸入した木のおもちゃが揃っている温もりのある遊び場です。

キッズランド

キッズランド

土曜・日曜日は花野さんが育児相談を無料で実施しています。(不在の場合もありますので事前にご確認ください。)プレイパークの利用は子供1人500円です。(大人は無料です。)

花野さんは「お母さんのお手伝いをしたいという思いと、公園で小さな子供が遊ぶ場所がなかなかなく、小さい子供でも安心して連れてこられてお母さんも一緒に楽しく遊べる場所を作りたい。」という思いでここを作ったそうです。小さい子がいる時は大きな子供が入らないように安全を確保した空間を作ったりと、細かい心配りがされています。また、ボルダリングなどの身体を鍛えるような遊具も作り、手先を動かす遊びも取り入れたりしています。

育児中のお母さんのいろいろな悩みの中で多いのは「食べない。寝ない。乱暴する。なかなか友達とうまく遊べない。」だそうです。「また泣いている赤ちゃんをどうやってあやすか」など、まだお母さん自身もお母さんになって間もないので、つい育児書に載っているオススメのおもちゃやあやし方などを参考にしてトライはするけれど、赤ちゃんが本当に喜ぶのはお母さんの笑顔とお母さんのやさしい声、そしてお母さんが触ってくれるぬくもりだという事を花野さんはお母さんたちに伝えています。

悩みにはまってしまうとそれだけになってしまい視野も狭くなり、肩にも力が入りっぱなしになってしまいますが「そんな事できなくてもいいや!」と思えるようになって欲しいと花野さんは話します。
子育てを楽しむためのキーワードは「育児は出来なくて当たり前」。

花野典子さん

そして、実は赤ちゃんもお母さんにちゃんとメッセージを送っていると花野さんは話します。
例えばオムツを変えた後に赤ちゃんがにっこりと笑う。それは赤ちゃんがお母さんに与える報酬なのです。その子供の笑顔のためにお母さんは日々頑張れます。

立派なお母さんじゃなくても、一緒にいるとほっとする笑顔のお母さん。
育児が完璧じゃなくても、仕事であまり関わる時間がなくても、自信を持っていいんですね。
肩の力を抜いて、これからも育児を楽しんでいきたいですね。

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