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2017年11月13日

延岡水郷鮎やな ~課題とこれから~(11月11日放送)

旬を迎えた延岡の
香魚の異名を持つ香り高い味わいは、食べる人を夢中にさせます。

鮎の塩焼き

そんな秋の延岡で、大瀬川にかかる見事な鮎やな。丁寧に組み上げられた巨大な造形美。その迫力と美しさに、誰もが息を飲みます。

「実際見るのははじめて。良かった。」
「足場を渡って跳ねる鮎を見られるのが良かった。」
「1年1回作って準備が大変でしょうけど、歴史を感じられて良い。」
見る人々を魅了します。

広い川幅を渡る勇壮な佇まい。
この規模の鮎やなは全国的にも珍しく、まさに延岡ならではの秋の風景です。

鮎やな・高橋生矢さん

しかし今年は。。。
例年なら絶えずお客さんが訪れる10月末。
大瀬川に鮎やなの姿はありませんでした。
梁師(やなし)の高橋生矢さん。
毎年延岡水郷鮎やなの架設を指揮している、鮎やなのスペシャリストです。

「普段では水が流れ出ていない箇所に台風の影響で流れ出てしまっている。水量が多いと作業する機械も人も川の中に入れない。この状態ではやなの架設は無理ですね。」と話していました。

 

原因は10月下旬二週に渡って宮崎を襲った台風でした。
各地で大雨などの被害が報告された台風21号と22号。その影響で大瀬川も増水し、鮎やなの架設工事を続けることは難しいと判断されました。完成を間近に控えた鮎やなは、一度撤去されることとなったのです。

鮎やなを造っている様子

「10月11日頃から架設をはじめて18日には完成の予定だった。14日から台風が来るとのことで工事をやめた。自然相手なので仕方がないとは思ってはいるが、残念です。」と高橋さんも話します。

訪れたお客さんは「あれ?鮎やながない。残念だけど、来年また来る。」
「台風だから仕方ない、来年に期待する。宮崎の誇りだから。」と残念ながも来年への期待を口々にします

高橋さんが鮎やなを手がけるようになって8年目。10月中に完成していないのは、今回がはじめてです。
「やはりこの時期に大瀬川にやながないのは悔しい。時間がなかったからこの程度じゃが、というやなは作りません。
作るなら見栄えのする、鮎も落ちる、そして行って良かったと思ってもらえるようなやなを作りたい。そこにはこだわります。」と話します。

川の水量も落ち着き、11月6日から鮎やなの架設工事が再開しました。
「焦ってもしょうがないけれど、はやる気持ちはある。1日でも早くやなを完成してお客さんに見せてあげたい。

鮎やなを造っている様子

今では巨大な重機が川に入るやな作りの現場。かつては全ての作業を人の手で行なっていました。
鮎やな漁の起源は江戸時代とも言われ、当時の文献にもやなに落ちた鮎の姿が描かれています。

昔の鮎やな

春から夏にかけて川の上流・中流域で育つ鮎は、秋を迎えると産卵のため、河口を目指して川を下ります。その習性を利用したのが鮎やな漁。300年以上も続く、鮎と人間の知恵比べです。

鮎が泳ぐ様子

ところが最近、鮎の産卵期に変化が起きていることを高橋さんは指摘します。
鮎は水温が下がらないと産卵期を迎えず、環境の変化で水温が上がり、以前よりも産卵期が遅れているそうです。

 

現在、鮎やなの架設期間は11月末までの45日間と定められています。
しかし例年、鮎が多く落ち始めるのは撤去直前になってから。
台風の危険を避け、より多くの鮎をやなに落とすために架設期間を見直すべきとの声も上がっています。

この日の作業は終了。再架設作業は、経験と感を頼りに予定よりも早いペースで工事が進められました。

鮎やなの架設期間

「一つ一つ完璧にこなしています。やなの完成を期待していてください!」という言葉に高橋さんの力強い意気込みを感じました。

延岡水郷鮎やな。
歴史ある故郷の風景を守るため、今日も作業は続きます。

そしてU-doki放送日の11月11日、やなを造るみなさんの懸命な作業により見事な鮎やなが完成しました!二度の台風に見舞われながらも、今年も延岡にその逞しい姿を見せてくれました。

「再架設となりましたが、1週間で完成させることができました。1日も早くみなさんに見てもらいたいという思いで架設しました。」と嬉しそうに話す高橋さん。

最終作業日の11月11日。
この日は作業をはじめて6日目の最終仕上げ。
大きな丸太を組んだ馬と呼ばれる骨組みに、竹を編んで作ったたてずを立てかけていく作業です。風も強く気温も低い中、作業員の方は腰まで水の中に入り一日中作業を続けました。

鮎やな

「水圧があって身体が持っていかれそうになりながらの作業でしたが、高橋さんの指揮のもと、楽しく作業することができました。」と作業員の方は話します。
また高橋さんは「みんなが手を抜かずに頑張ってくれたおかげで、素晴らしいやなができたと思っています。」と作業員の人たちへの感謝の気持ちを語ってくれました。

 

やなが完成して終わりではない、高橋さんの仕事。
日々の点検をして、最後までこのやなを残すということが使命だと話します。

 

やなの架設は11月末まで。食事棟は11月19日までの営業となっています。

あゆ処 国技館の店内

<あゆ処 国技館(大瀬川 堤防)>
平日 11:00~15:00/17:00~22:00
土日祝 11:00~22:00 TEL:0982-23-1905

皆さんも秋の延岡の風物詩、ぜひこの雄大な造形美「鮎やな」に遊びに来てください。

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