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2017年08月21日

こだわりの一杯に込めた夢 宮崎のクラフトビール(8月19日放送)

今回はこの暑い時期、欠かせないビールについて特集します。
夏と言えばキンキンに冷えたビール!冷たいその一杯のために今日も仕事が頑張れる!
なんて方も多いんじゃないでしょうか?

しかし平成22年~26年度までのビール・発泡酒の販売量を見てみると、実は減ってきているんです。

私減らしてませんよー

はい、私も減らしていません。笑

具体的な数字を言うと、371万リットルから336万リットルにまで減っています。これは若者のアルコール離れが理由の一つではないかというふうに言われています。
ですが、一方注目を浴びているのがクラフトビールなのです!
クラフトビールは全国に200社以上あるのですが、出荷量が右肩上がりで増えてきています。
その地域限定の色や味わいに特徴のあるビールが楽しめるということで、クラフトビールが増えているのではないかと言われています。

販売量・出荷量のグラフ

ということで、今回は宮崎自慢のクラフトビールに注目してみました!

焼酎づくりの知恵が詰まった一杯。困難と言われたホップの栽培。
宮崎の原料にこだわった新たな挑戦を取材してきました。

まずは、焼酎売り上げ日本一の霧島酒造が造るクラフトビールです。霧島酒造の髙橋太輔さんに案内していただきます。
平成10年にイギリスの伝統的なビール造りを取り入れた醸造設備を導入しました。
焼酎造りのノウハウは主に品質管理の面でビール造りに生かさており、高品質なビールを届けることを大切にしています。

イギリスの伝統的なビール造りを取り入れた醸造設備

さらに焼酎にも使われている霧島連山の恵、霧島裂罅水がビールの味を引き立てます。
霧島裂罅水の柔らかくてすっきりとした味わいの水を、どれだけビールに生かしていけるのかを大切にビール造りをしています。

今年4月に味・ラベル共に全面リニューアルした「KISHIMA BEER」
中でもスタウトは、オーストラリアで開かれた世界最大規模のビールコンテストで銀賞を受賞。世界が認めた一杯です。

KISHIMA BEER

銀賞を受賞した「スタウト」は、ロースト麦芽の風味豊かな黒ビールです。
のど越しがスッキリとしていて、口の中に香ばしさだけを残してスッと消えていく味わいです。
ビールの苦味とコーヒーを思わせる香ばしい香りとスッキリした後味が特徴です。
焙煎した麦芽を多く使っているので焙煎の香りが全面に表現されているビールなのです。

スタウト

スタウト

「今後宮崎では、地元でしか飲めないビールをここで提供していきたい。アルコール飲料の楽しさや魅力の入り口を伝えていきたいと思っている。」と髙橋さんは話します。

焼酎造りの技が生かされた霧島ビール。
9月18日まで霧の蔵ビアガーデンでも楽しむことができます。
(お問い合わせ:0986-21-8111※要予約)

ビール造りに欠かせない原料は、水、麦、ホップの3つ。
水はビールの味を引き立て、麦はビールの深い味わいと豊かな色を、ホップは苦味と香りをビールに与えます。しかし、麦とホップの栽培にはコストがかかるため、国内での調達は難しく、大手ビールメーカーなどはほぼ海外産の原料を輸入しビールを生産しています。

ビールの原料

こうした状況の中、宮崎の原料にこだわったクラフトビールメーカーが延岡にあります。

宮崎ひでじビール 延岡

延岡市の宮崎ひでじビールは、日向夏や金柑など宮崎のフレーバーを生かしたビールを造っています。
中でも去年発売したYAHAZUは、県内で収穫した麦を100%使用したクラフトビールです。

YAHAZU

YAHAZU

県内飲食店限定のYAHAZUビールは苦味、香り、味が洗練されていてとても上質な味わいです。
宮崎産にこだわった宮崎ひでじビールです。

延岡市北方町。全長5メートルほどに成長した、ある植物が栽培されていました。それは、ビール造りに欠かせないホップです。

ホップ

ホップの毬花を半分に割ると中に黄色い粒々が入っていて、それがビールの苦味と香りの元となるルプリンと呼ばれる成分です。実際に匂いを嗅いでみると、ビール独特の香りがします。
ホップは寒い地域での栽培が適しているため、涼しい場所を選んで苗を植えるなど試行錯誤を続けた結果、九州では初めてホップの収穫に成功しました。

先月には、収穫し乾燥させたホップを麦汁に混ぜる仕込みの作業を行いました。
仕込みから1週間後の発酵途中のビールを飲ませていただきました。
ホップの爽やかな香りはするものの、まだ雑味のある荒々しい味でした。
これから1ヶ月以上の熟成を経て味がクリアになり、キレも良くなってホップの香りが前に出てくるそうです。

南国の宮崎で育てたホップならではの香りが表現できたらすごく嬉しい。」とひでじビールの梶川悟史さんは話します。

YAHAZUビールの製造途中段階

宮崎ひでじビールが目指す究極のビールは、宮崎産の原料を100パーセント使ったクラフトビールです。
海外産の原料に頼らざるを得ない中、「本当に地元の原料でできないのか」というところからスタートしました。最終的には海外産から県内産のものに徐々に切りかえていって、九州でNo.1のビールにすることが最終目標です。

ひでじビールの永野時彦社長は「九州に一歩踏み込んだらひでじビールを飲もうという文化を造ることが最終目標。」とその思いを話します。

宮崎市の繁華街に、第二の人生をクラフトビールに捧げた男性がいます。
青空エールのオーナー 前田康生さんです。

青空エール

去年県庁を定年退職した前田さんは、クラフトビールに第二の人生を捧げようと全国各地のクラフトビール醸造所で修行を積み、今年1月に退職金を開業資金に充てて店をオープンしました。
お店でビールを造って、それをそのままお客さんに提供したいと思って始めたそうです。

この日は大きな鍋をかき混ぜながら、挽いた麦芽を混ぜて糖分を出す作業をしていました。
イギリス産の麦芽を使ったペールエール(ビールの種類)の仕込みです。

ペールエールの仕込み

前田さんは朝8時から約9時間かけてビールを仕込みます。
ヨーロッパから取り寄せた麦芽やホップを加えて煮込んだビールは冷蔵庫の中でしばらく貯蔵させてから完成です。

無濾過の麦汁、酵母もそのまま入ったフレッシュなビールなので、見た目は濁りがありますがそれがクラフトビールの美味しさと特徴なのです。
滑らかでのど越しも良くて、本当のビールの味が楽しめるビールです。

青空エールのラインナップ

使う原料を少しづつ変えているため、仕込みによって苦味・風味・香りが微妙に変わります。
前田さんも、毎回飲んでくれるお客さんの表情を見ながらヒヤヒヤドキドキビールを出しているそうです。

色、そして風味豊かな前田さんのビール。
お客さんの旨いの声が聞きたくて、ビール造りに励む毎日です。
「色々なビールを造っている人たちとコミュニケーションを取りながら、それぞれ切磋琢磨してビールを造っていきたい。そしてクラフトビールで宮崎県を盛り上げていきたい。

水・麦・ホップ、そして造り手のビールへの愛情が宮崎のクラフトビールを造っています。
のど越しだけではない、味わい深い宮崎のクラフトビールを一度みなさんもお試しください。

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