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2017年07月24日

地域で子育て こども食堂(7月22日放送)

夏休みが始まって嬉しい反面、心配なこともあります。
それは学校の給食が食べられなくなるということです。
今全国で問題になっている子供の貧困。給食が大切な栄養素となっている子供たちも沢山いるのです。そんな中注目されているのが、こども食堂です。

地域で持ち寄った食材で料理を作って子供たちに食べてもらったり、飲食店と提携して貧困に悩む親子に食事を提供したりと様々な形で広がりをみせています。
子供たちを育むために今どんな取り組みが必要なのか、県内のこども食堂の今を取材してきました。

6人に1人。
これは日本の子供たちの貧困を表した衝撃的な数字です。
まともにご飯が食べられなかったり、鉛筆や消しゴムが買えない、進学できず夢を諦めなければならないなど宮崎でも起きている現実です。

そんな子供たちの苦しみに寄り添うために今、広がりを見せているのが、こども食堂です。
宮崎県にも去年、こども食堂が誕生しました。
現在、宮崎県内のこども食堂は9つの市町村で動き出しています。
中でも延岡市の「ととろ食堂」や川南町トロンパレットの夏期限定こども食堂は最近オープンしたばかりです。
宮崎で最初にこども食堂を立ち上げた富井真紀さんは、県内の子供たちの過酷な現状を知り、子供の貧困に向き合う活動を続けています。

富井真紀さん

「素麺を1ヶ月半食べさせなければならなかったという家庭もあり、夏休み明け痩せこけている子供もいる。」

「本来は子供だけではなく高齢者も来てみんなで作る楽しい地域作りが目的なので、楽しい居場所作りとして広がっていったらいいと思う。」と富井さんの思うこども食堂の意義を話してくれました。

 

日向市に、今年4月にオープンしたばかりのこども食堂「絆 ふどうじ」があります。

こども食堂「絆 ふどうじ」の外観

<こども食堂 「絆 ふどうじ」>
住所:日向市亀崎西 Tel:0982-54-5846

地域に開かれた場所にしたいと誰でも参加できるこども食堂を目指しています。
この日は20名を超えるボランティアの方が参加していました。

こども食堂:スタッフ

代表を務める三輪邦彦さんは、30年以上に渡る教師生活の中で目の当たりにしてきた、子供たちの貧困の現状と格差。自分が今できることは何かと考え、たどり着いたのが日向市初のこども食堂でした。
「何より子供たちの笑顔が見たいというスローガンで皆さんもボランティアに取り組んでいるわけですが、食事というのは子供だけに限らず、人間にとっての一番の幸せだと思う。同時に心が安定し、自分が大切にされていると感じられる場所にしていきたいと思う。

様々な企業や農家の方から届けられる食材を、管理栄養士の監修の下、献立が作られます。
この日のメニューは、ちらし寿司とすまし汁ときゅうりの漬物でした。
調理場には、趣味が料理だという年配の男性も遠方から参加していました。
その他のボランティアの方も「やりがいと感じる。子供たちに美味しいご飯を食べさせてあげたい。」
「子供たちの笑顔を見ることも大事だし、地域の大人同士が繋がる場所にもなっていると思う。」と話します。

そして美味しそうな料理が出来上がりました。

美味しそうな料理

こども食堂のオープンです。
絆ふどうじは大人500円、子供は無料(高校生まで)で利用することができます。
この日こども食堂は60食を用意しました。

友達同士できた子供たちは「みんなで喋りながら食べると美味しさが増す。」と嬉しそうに話してくれました。
そしてあっという間に満席になりました。
地域の子供と大人が触れ合える場所。

ふどうじに集まる子供たち

お腹を空かせた子供たちに暖かい手料理を始まったこのこども食堂ですが、その役割は少しづつ変わってきています。
地域で子育てを見守る場としてお腹も心も満たしてくれる場所となっています。

こども食堂は今県内各地に広がりを見せています。
訪れたのは、日南市で暮らす日高さん親子です。日高さんは離婚を経験し、8歳の娘の由季さんと二人で暮らしています。
夏休みにはクロールが泳げるようになりたいと話す由季さんは、この日も元気な笑顔で学校へいきました。

日高さん親子

4年前に離婚しシングルマザーになった日高さんは現在休職中で、貯金を切り崩して生活している。
「子育てしていう上ではお金がどうしても必要。食費が一番かかるので、そこが大変。」と話します。

日南市でもこ5月にこども食堂がオープンしました。

こども食堂の様子

日高さんも親子でこども食堂を訪れ、温かい手料理の美味しさとスタッフの優しさに癒されました。
子育てや将来の不安を抱える日々の中で、日高さん親子にとってこども食堂はとても大切な場所となりました。初めは緊張していて少ししか食べませんでしたが、今ではおかわりをするほどに居心地の良い空間になったそうです。
「毎日私と二人だけの食事では寂しい思いもしていると思う。こども食堂で食べている時は生き生きしているし、また利用したいと思う。まだあまり浸透していないので、母子家庭の家族の人も一度行ってみて経験して多くの人に広まればいいなと思う。」と話します。

広がりを見せる支援の輪。
こども食堂を支える場所や食材を提供する協賛企業も増えています。

こども食堂を支えるお店

これからしっかりと継続させていくためには、公的支援や企業のバックアップなど社会の支えが不可欠です。
何より、子供たちにとってどんな場所であるべきなのか、今、地域の力が試されています。

こども食堂の様子

宮崎県のこども食堂の第一人者の富井さんはこう話します。
「自分でできることを自分でできる範囲で、できることからスタートする形で取り組んでもらいたい。
まずはやっているところに足を運んで、自分ができることが何かを確認してからステップアップしていくことが良いと思う。」

地域が育てる子供たちの未来。
昔懐かしくもあり、新しくもある、そんなこども食堂の取り組みには大きな可能性が秘められています。

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