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2018年10月01日

重すぎる?ランドセル問題(2018年9月29日放送)

ランドセルを背負って通学する子供たち。
ランドセルは長い間、小学校入学のシンボルとして昔から定着していました。

ランドセルを背負って通学する1970年ころの様子

しかし今、子供たちの学習内容が増えてランドセルが重すぎると全国的な問題となっています。
今月文部科学省は、宿題で使わない教科書は学校に置いて帰るなど、子供の負担軽減策を検討するよう全国の教育委員会に通達しています。
そして宮崎県の調査では、ランドセルや通学用のカバンが重たくなったことで腰痛や肩こりを訴える子供たちがいることが明らかになっています。

今月12日に開かれた9月定例県議会。
ここで県は重たいランドセル問題の県内の調査結果を報告しました。
調査ではランドセルの重さなどが原因で健康被害を訴えている子供がいることが明らかになったほか、保護者や地域住民からカバンが重くて対応して欲しいという要望が寄せられた学校が、小学校で13校、中学校で58校に上ることがわかりました。

9月定例県議会の様子

 

そもそもなぜランドセルは重たくなったのか。それは脱ゆとり化です。
脱ゆとり化に伴い学習内容が増え、教科書のページ数が増加
教科書の重さはゆとり世代が使っていた13年前より3~4割増えています。
ある調査データでは、教科書などが入ったランドセルの重さの平均は約6キロに上ることが分かっています。

この重たいランドセル問題に対し、県民の反応は?
「できればもう少し軽い方が良いかと思う。負担が減る方が良い。」
「服や水筒もあるのでもう少し軽い方が良いと思う。置き勉ができるようになるといいと思う。」

 

県は各小中学校に対して子供の負担軽減を図るよう改めて周知
では実際に学校現場はそれをどのように受け止めているのでしょうか?
今回取材にご協力いただいた宮崎小学校松竹校長は「子供たちが軽いか重いかと言えば重いと言う子供もいると思いますが、基本的には子供たちの健康第一・安全第一に配慮すべきだと考えている。学校に置いて良い教材を学年ごとに発達段階も踏まえて決定しているが、そのことを保護者や子供たちにもきちんと周知していくということがまだ十分ではなかったので今後その辺りを取り組んでいきたいと思う。」と話しています。

宮崎小学校松竹校長

子供たちの負担を減らす一方で、子供たちの筋力低下を指摘する専門家もいます。
岡田整形外科リハビリテーション室の井﨑守室長は「基礎体力やもともとの筋力が低下している。」と指摘します。
文部科学省のデータでは、身長や体重など子供の体格は向上している反面ソフトボール投げや握力は男女共に低下し、体力・運動能力が低い水準であることがわかっています。
お腹の筋力がないとどうしても反り腰になって、慢性的な腰痛や筋肉の痛みや張りになってしまう。」

岡田整形外科リハビリテーション室の井﨑守室長

 

腰痛の原因となる反り腰
背中と棒が地面と並行になっている状態が正しい筋力の使い方です。

反り腰の確認の仕方

 

また腰などへの負担はランドセルの背負い方でも緩和できます。
教科書の重さをランドセルのどの位置に配置するか。
背中に近い位置に重い教科書を入れて、遠い位置に軽い教科書を入れると良いそうです。
入れる順番などを工夫すると体にかかる負担が変わってきます。

ランドセルの背負い方

 

重たいランドセル問題。
体格や通学の距離によっては子供への過度な負担が考えられます。
今後の学校の対策と、少しの工夫が子供への負担軽減に繋がるのではないでしょうか。

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