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2019年02月25日

商店街に再びにぎわいを 移住者が挑む「町おこし」(2019年2月23日放送)

今回は地域活性化の取り組みについて特集します。
スポットを当てるのは川南町
川南町で月に一度開かれるトロントロン軽トラ市は、県内外から1万人以上の人が訪れます。
実はこの川南町は日本三大開拓地の一つに数えられていて、戦後やってきた移住者の手によって発展してきた町なのです。

トロントロン軽トラ市の様子

しかしその商店街も平日は人通りもまばらで閑散としています。
そこでそんな町に再び活気を取り戻そうと奮闘する移住者の姿を追いました。

川南町のトロントロン商店街には様々なお店やかつて映画館も並び、大変賑わっていた時代がありました。
しかし現在はシャッターが降りたままのところが多く少し寂しい印象です。
人口約16000人の小さな町、川南町。
農畜産業が盛んなこの町でも人口の減少や高齢化など地方が抱える問題に直面していて、80近くの店が軒を連ねる商店街では現在約2割が空き店舗となっています。
トロントロン商店会連絡協議会の押川会長は「昔と比べてだいぶ落ち着いた雰囲気になっています。若者が集まって欲しいのと、やはり人が歩かないと。飲食店があり、学生が歩く町にしていきたいと思っています。」と話します。

川南町の様子

そんな商店街に活気を取り戻そうと川南町では移住者が次々と新しいチャレンジを始めています。
その一つがTシャツ屋さん「tee bank」です。
こちらのお店は川南町で約70年続いてきた中村屋。
プリントTシャツの販売で長年地域に親しまれてきましたが、店主が店を続けることが難しくなり後継を探していました。
そこにやって来たのが、東京から移住してきた髙萩誠さんです。
三年前に地域起こし赴任協力隊として赴任しこの地で定住を考えていた時、この話を耳にしました。
子育てを地方でしたいという思いが移住のきっかけでした。東京では製版の仕事をしていたので自分の経験を活かせることが大きかったです。」と髙萩さんは話します。
髙萩さんが継いだ店のように後継問題に直面するケースは県内でも多く、後継者不足が要因となり廃業に追い込まれる企業の割合は全国で2番目に高い水準です。
「自分の仕事が形になってお客様にお渡しして反応を見られることが、自分でお店をやる1番良いところかなと思います。」と髙萩さんは仕事のやりがいを感じています。

Tシャツ屋:髙萩さん

川南町にある農産物直売所に勤務する杉原千聖さんは、趣味のサーフィンが毎日できる環境で暮らしたいと昨年大阪から移住してきました。
「一番は海がちかいところ、そして食材が豊富な地域を探していました。調べていた時に偶然、川南の地域おこし協力隊の募集を知って移住してきました。」と話します。
地域おこし協力隊の活動で町内の生産農家の元を訪れるうち、捨てられてしまう規格外の野菜が多いことを知りうまく活用する方法を模索していました。これらをどうにか生かすことができないか新たなしかけを考え、規格外の農産物を使ったスムージーや加工品の販売を検討しています。
お店の利用者の6割が50代、60代以上なので20~30代のお客さんにもきてもらえるようなイベントの企画を考えています。

杉原千聖さん

そしてもう一つ、空き店舗を利用して最近オープンさせたお店が「ゑべっさん」です。
店主の岡祐二さんは大阪府出身。約2年半前に川南町に移住してきました。
移住後は地域起こし協力隊として川南漁協の直売所に勤務し、魚の加工や競りなどを担当していました。
仕事を通して川南で水揚げされる魚の美味しさにも惹かれていきました。
「暖かい地域で暮らしたいと思って宮崎を選びました。魚を中心に美味しいものがたくさんあって地域の人にも支えられています。」と岡さんは話します。

ゑべっさん

そんな岡さんが店をオープンさせたのは昨年12月。
10年以上空き店舗となっていたお店を町の補助を受け改装しました。
本場大阪でお好み焼き作りを学んだ妻の真維さんと共にお好み屋さんの開店にこぎつけました。

厚みがあってボリューム満点のお好み焼きの材料はできるだけ川南町のものを使用しています。
さっぱりと食べてもらうためにキャベツの量を多くしたりと地元の人々に愛されるお好み焼きを目指しています。
年配のお客さんも多く、昔大阪に住んでいた人も「懐かしい」と喜んでくれるそうです。

ミックス玉のお好み焼き

そしてこの店では町をあげた一大プロジェクトが進められています。
それは地元の食材をふんだんに使った新メニューの開発です。
農畜産業が盛んな川南町は全国有数の農業生産額を誇るほか、漁港で水揚げされる魚の種類も豊富です。
しかしその認知度は低く、ブランド化が課題となっていました。
移住者が挑む新たなミッション。
川南町とタッグを組んで始まった食の魅力を発信する新メニューの開発プロジェクトに、あの伝説の家政婦タサン志麻さんが助っ人としてやってきてくれました。
志麻さんはフランスの三ツ星レストランで修行後、フレンチレストランの勤務を経て料理専門の家政婦に転身。
各家庭にある食材で3時間で1週間分の作り置き料理を作る、予約の取れない伝説の家政婦です。

タサン志麻さん

今回は川南町からの依頼を受け、町の食材を使った店の新メニューの開発に強力してくれることになりました。
岡さんは収穫量も多く値段も安いキャベツと白菜は使いたいことを伝え、志麻さんも野菜を多く取り入れたメニューを考えてくれることになりました。

川南町の豊富な食材から一体どんなメニューが生まれるのでしょうか?

まず志麻さんは野菜を使った日持ちするピクルスを提案しました。
火の通りにくい野菜を先に入れ、沸騰したら水分の多い野菜を入れる。
そしてピクルス液は少し甘めにつくるのがコツだそうです。
このピクルスはお通しにもなり、お肉のソースにも利用できます。
新メニュー開発のポイントは、このお店の設備・客層・調理する人に合わせることが大切だと志麻さんは話します。
お店の鉄板を生かしたお肉料理もお店にあったうどんつゆを味付けに使用します。
これをオリーブオイルやバルサミコ酢、レモンなどに変えれば洋風に仕上げることもできると志麻さんはアドバイスします。
鉄板をうまく活用したもう一品はトンテキ。このトンテキにも合う洋風ソースを伝授します。
指導しながら次々とメニューを提案する志麻さんが次に伝授したのはラヴィゴットソース
オリーブオイル、ビネガーなどに玉ねぎのみじん切りやケッパーなどを加えたソースです。
味はタルタルソースをさっぱりさせたようなソース。
ランチでも夜でも使え、魚・肉・野菜どれにも使えるようなものを知っておくと良いと志麻さんは話します。

志麻さんに教わる岡さん

志麻さん考案の川南町のご当地グルメ12品の試作品が完成しました。
志麻さんは「素材がすごく良いので生き生きしていて作っていて楽しくなりました。種類も豊富でここで料理ができたらすごく楽しいだろうなと思いました。」と話します。
また岡さんも「私たちのような移住者でも地元の食材を使って飲食店を経営することで他の人が新たに出店したり、グルメで盛り上がる町になるといいと思います。」と話していました。

川南町のご当地グルメ12品の試作品

農産物直売所に勤務する杉原さんも地元食材を使ったスムージ試食会を開き、試飲者の意見をもとに改良を加え商品化に向け準備をしています。
またTシャツ屋を引き継いだ髙萩さんの店には店名を表記するためのテントが設置されました。

スムージ試食会の様子

それぞれの道で川南町の活性化に挑む移住者たち。
地域と一体となってこの町に新たな化学反応が生まれようとしています。

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