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2019年03月04日

重大な病気のリスク 健康について考える(2019年3月2日放送)

先月池江璃花子選手が白血病と診断され世界に大きな衝撃を与えました。
その一週間後、タレントの堀ちえみさんがステージ4の口腔がんを患わっていることを公表。
誰もがかかる可能性がある重大な病気とそのリスク。
みなさんは把握できていますか?

決して他人事ではない重大な病気。
宮崎県での白血病での死亡率は全国3位がんの罹患率5位と驚くべき数字です。
白血病は10万人に対して全国平均は6.9人ですが、宮崎県はその倍を上回る13.2人というデータが出ています。

宮崎県の白血病の死亡率

さらに白血病での死亡率は1位から7位まで全て九州の県が並ぶ結果が出ています。
何が原因で九州の白血病の死亡率を引き上げているのかというと、ATL(成人T細胞白血病)が引き上げているものと見られています。
このATLは九州で多く発症していて、かつては九州の風土病と呼ばれていた白血病の一つなのです。

全国の白血病の死亡率

このATLについて県の健康増進課に話を伺ったところ、ATLはHTLV-1というウィルスが原因で発症する白血病の一種で、多くの場合40年以上の長い潜伏期間を経てかかる血液のがんの一種の病気だそうです。
宮崎では20年も前から検査を受けることが必須となっています。

ATLはHTLV-1というウィルスが原因で発症する白血病の一種

しかし、国がHTLV-1抗体検査を標準項目に追加したのが平成23年から。
全国には自分がキャリアであることを知らない母親もいます。
発症の確率は5パーセントと低いものの、現在特効薬は開発されておらず発症した患者は抗がん剤や骨髄移植による治療が必要になります。
また母乳による母子感染がおおいため、キャリアであることが判明した母親は人口母乳などを利用して感染を防ぐことが必要となります。
ATLは知らないうちに感染が広がる可能性があるため、それぞれの人が積極的に保健所の検査を受けることが大切となります。
ATLの検査は県内9ヵ所の保健所で受けることができます。

白血病の治療法の一つが骨髄移植
今回池江選手のニュースがきっかけとなり、宮崎県内でも骨髄バンクトナーの登録者数は急増しています。
これまでは月に20人くらいの登録者数でしたが、2月は142人と増えています。
これは白血病にかかった本人や家族の希望の光になります。
ぜひこの機会にドナー登録についても考えてみてはいかがでしょうか。

白血病以外のがんは生活習慣や様々な原因からなると言われていますが、今回は喫煙禁煙についてみてみます。
がんの予防には野菜の摂取量を増やす、きちんと運動をする、アルコールを控えるなどが挙げられますが一番大きなリスクはタバコです。
タバコは多くの種類のがんの発症率をあげることが科学的に証明されています。
宮崎県の調査によると、県内の喫煙率は男性が27.8パーセントと5年前と比較して3.7パーセントと減少していますが、目標値にはまだまだ届いていません。
さらに女性の喫煙率は平成23年からの5年間で2.2パーセント増加しています。禁煙希望者には医療機関で禁煙をしやすくするような薬などが処方され
ます。県では医療機関の情報をインターネットで案内し、禁煙を推進しています。
(宮崎県禁煙サポートサイト http://kenkochoju.pref.miyazaki.lg.jp/kinen/

現在世界186ヵ国の中でWHOが定める8箇所を法的に禁煙にしているのはカナダやロシアなど55ヵ国。
ほとんどの先進国が積極的に禁煙に取り組む中、日本は最低ランクに位置付けられています。
WHOや国際オリンピック委員会はタバコのないオリンピック目指しており、2020年を前に改正健康増進法が決定されました。
今年7月から公共施設は原則敷地内禁煙(学校・児童福祉視閲・病院・行政機関の庁舎など)となり、2020年4月からは飲食店などのすべての施設で原則屋内禁煙が義務化されます。これによって望まない喫煙を減らすことがこの改正の趣旨となっています。

喫煙率について

続いて最新治療についてご紹介します。

宮崎で新たに導入された心不全に対応する最新医療です。
宮崎県市郡医師会病院の副院長柴田医師が紹介してくれたのは、最新のカテーテル手術です。

最新のカテーテル

心不全による入院患者数は26万人以上にも上ります。年間約1万人のペースで患者は増え続けています。

心不全による入院患者数の推移

心不全の原因の一つが僧帽弁閉鎖不全症
これは血液の左心房から左心室へと一定方向に送り込むための逆流帽子弁(僧帽弁)が、何らかの理由で障害を起こし血液が逆流を起こしてしまう症状です。
それによって動機や息切れ、むくみのような心不全の症状が表れます。

僧帽弁閉鎖不全症の説明CG

75歳以上は10人に1人が罹患していると言われています。
これまで開胸手術が標準としてきた僧帽弁閉鎖不全症。
高齢のため、身体にメスを入れるのが困難な場合患者は十分な処置を受けることができませんでした。
そこで今回導入されたのが新しいカテーテル手術。
経皮的僧帽弁クリップ術です。
足の付け根の静脈から直径8ミリのカテーテルを入れ、心臓まで到達させ、エコーを頼りに異常を起こした僧帽弁をクリップで固定。
クリップはそのまま組織化し、血液の逆流を改善します。

経皮的僧帽弁クリップ術の説明CG

この経皮的僧帽弁クリップ術は患者に対して負担が軽く、術後翌日には歩けるようになります。
柴田医師は「患者さんがすぐ笑顔になって、楽になってくれることでこの治療法の劇的な効果を感じています。」と話します。

 

インターネットで様々な治療法を調べることができる時代です。
調べて教えてあげることや、一緒に調べることで心に支えになることもできます。またかかりつけをつくり、相談しやすい環境を作ることも大切だと思います。みなさんも自身や家族の健康について生活習慣を見直したり、健康診断を受けてあたらめて考えてみましょう。

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