毛穴に悩んでいるならレチノールを! 効果・使い方・注意点を解説

毛穴に悩んでいるならレチノールを! 効果・使い方・注意点を解説

美肌効果が高い成分の代表格、レチノール。「レチノールを使って毛穴悩みが解消された」という声もよく聞きますよね。

レチノールは韓国で主にスキンケア製品に配合されており、その高い効果と信頼度から日本にもその良さが伝わってきました。スキンケアのみならずヘアケアにも配合されるなど、どんな悩みにも多角的にアプローチしてくれる成分です。

さまざまな美容効果をもつレチノールですが、今回はレチノールの毛穴への効果を詳しく解説します。

レチノールとは

レチノールは、油溶性のビタミンAの一種。皮膚や粘膜、目などに働く健康成分の一つです。しかし、体内では合成されず食事やサプリメント等で補っていくしかありません。

このレチノールは、経口摂取で体内に補給するのはもちろん、肌に塗布しても美肌効果を発揮します。肌の弾力に必要なコラーゲン生成の促進、皮脂の過剰分泌の抑制など、肌にもマルチに働く万能成分です。

レチノールは毛穴に効果あり?

レチノールは毛穴悩みに効果的にアプローチしてくれるといわれています。毛穴タイプごとに効果を紹介しましょう。

開き毛穴の場合

開き毛穴は、皮脂の過剰分泌が起こり皮脂の出口である毛穴が押し広げられてしまっている状態です。皮脂の酸化が進むと毛穴周りが炎症し、角質層の成長が阻害されて毛穴周りの皮膚が凹み、通常よりも押し広げられてしまいます。

レチノールは皮脂腺にアプローチする働きがあり、皮脂の過剰分泌を抑制してくれるので、開き毛穴の改善に効果的です。

詰まり毛穴の場合

古い角質は本来、肌のターンオーバーによって除去されていきます。しかし、ターンオーバーの周期が乱れると古い角質が除去できず、毛穴にたまり肥大化していきます。そして、たまった角栓によって毛穴が押し広げられて目立ってくるのです。

レチノールはターンオーバーを促進してくれるため、古い角質を剥がれやすくして毛穴が詰まるのを抑えてくれます。

たるみ毛穴の場合

紫外線や加齢などによってコラーゲンやエラスチンの生産性が低下すると、肌にハリや弾力がなくなりたるんでしまいます。肌がたるむと毛穴も下に引っ張られ、しずく型のような形になって目立つように。これがたるみ毛穴です。

レチノールはコラーゲンやエラスチンの生成を促進し、肌のハリや弾力を付与する効果があります。さらに、うるおい成分でもあるヒアルロン酸の効果もサポートし、ハリとうるおいのある若々しい肌へ導いてくれるので、たるみ毛穴にも働きかけてくれます。

毛穴の黒ずみの場合

毛穴の黒ずみも、皮脂の過剰分泌が根本の原因。詰まった皮脂が紫外線や空気に触れて酸化することで、黒く変色して目立つようになってしまうのです。

レチノールは前述した通り、皮脂分泌の抑制効果があります。レチノールによって皮脂の過剰分泌が抑えられれば、黒ずみ毛穴も徐々に目立たなくなりますよ。

レチノールを使うメリット

レチノールはさまざまな肌悩みにアプローチしてくれる、万能美容成分。レチノールをスキンケアに取り入れると、毛穴悩みを解消してくれるだけでなく、その他にも多くの美肌効果を実感できることでしょう。

ここでは、レチノールを使うメリットを紹介します。

コラーゲン生成を促進して乾燥・肌荒れを抑える

乾燥は肌荒れにつながります。肌は乾燥すると、保護するために過剰に皮脂を分泌して水分の蒸散を防ごうとします。すると、毛穴に皮脂が詰まり次第に角栓となって炎症を起こしてしまうのです。

レチノールは、肌の水分を保持するコラーゲンの生成を促進する働きがあるため、乾燥対策に非常に役立ちます。

ターンオーバーの促進で肌のくすみ・毛穴目立ちの改善も

ターンオーバーは、古い角質を除去して綺麗な肌を保つための重要な役割です。ターンオーバー が乱れて古い角質が肌に残ってしまうと、くすみや毛穴悩みが目立つように。

レチノールは肌のターンオーバーを促す作用があるため、くすみや毛穴に悩んでいる人におすすめの成分です。

ピュアレチノールであれば、即効性が期待できる!

レチノール の中でも、純粋なレチノールいわゆる「ピュアレチノール」は、即効性が非常に高く、効果実感も高い成分です。

レチノールを使うときのポイントと注意点

レチノールは肌に強い作用を与えるため、ときには刺激を感じることも。使用する際は、ポイントと注意点を押さえることが大切です。

レチノールを使うときは必ず少量から

レチノールを使うと、皮むけやかゆみ、ひりつきといった副作用が出ることもあります。これは「A反応」といわれ、ビタミンAを肌に塗布したことで急激にターンオーバーが促されることで起こるものですが、肌がビタミンAに慣れれば落ち着きます。

特に敏感肌の人ほど、初めてレチノールを使うときはA反応が顕著に現れる傾向です。まずは少量試してみて、徐々に規定の量に近づけていくようにしましょう。

誘導体成分は長い目で見て効果が実感できる

誘導体成分はピュア成分と比較して、効果を実感できるまで期間がかかってしまうことがあります。それは、レチノール本体の安定性を高めるために化学修飾しているからです。肌に浸透したときはこの化学修飾部分から分解され、その次にレチノール本体が分解されることになるので、効果実感を得るまでの期間が長くなってしまいます。

しかし、効果を実感できるまでに時間がかかるといえど、レチノールとして肌にアプローチしてくれることには変わりないので、長い目で見て使用を継続するのがポイントです。

朝に使用はするときは必ず日焼け止めを!

「レチノールを使用するのは夜」と聞いたことがあるかもしれません。しかし、実際はそんなことはなく、朝でも使用は可能です。

レチノールは紫外線に非常に弱い成分。直接紫外線に当たってしまうと肌の上で分解され、肌トラブルにつながってしまうことがあるため、夜のみの使用が推奨されることが多いのです。これはレチノール誘導体も同様。

レチノールを朝に使用した場合は必ず日焼け止めを重ねて、紫外線から肌を防御しましょう。

レチノール以外にもある! 毛穴に効果的な成分

実はレチノール以外にも、毛穴に効果的な成分はたくさんあります。レチノールを使用できなかった人でも、諦める必要はありません! 自分にあった成分を取り入れるようにしましょう。

ビタミンC

ビタミンCはレチノールと同様にビタミンの一種です。ターンオーバーの促進や皮脂分泌の抑制、コラーゲンの生成促進などレチノールと似た効果を持っているため、毛穴悩みにもアプローチしてくれますよ。

ナイアシンアミド

ナイアシンアミドは数十年前から肌荒れの有効成分として注目されている成分です。ナイアシンアミドもビタミンの一種で、ビタミンB3と呼ばれています。皮脂の過剰分泌を抑制して毛穴に角栓がたまるのを防いでくれるだけでなく、さまざまな美容効果を発揮してくれる成分です。

セラミド

セラミドは肌に存在しており、水と仲良くなる「親水基」と脂と仲良くなる「疎水基」と両方の性質を持っている成分です。そのような作用から肌内部のうるおいを保つ重要な役割を担っています。セラミドを肌に補給することで、乾燥による毛穴悩みにアプローチしてくれるでしょう。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は肌の水分量を高め、ターンオーバーを正常化してくれます。肌の水分バランスが整うと皮脂の分泌量も正常になり、毛穴悩みの解消も期待できます。

まとめ

レチノールは非常に万能な成分で、毛穴悩みだけに留まらずさまざまな肌悩みに多角的にアプローチしてくれます。毛穴に悩んでいる方は、毎日のスキンケアにレチノールを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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