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特集



県内初の裁判員裁判

2009年11月21日

裁判初日。
宮崎地裁には、緊張した表情で裁判員の候補者が次々に訪れた。

そして、裁判を前に、裁判所を訪れた候補者28人の中から、裁判員6人と補充裁判員2人が選ばれた。
裁判員6人は全員女性となり、県内初の裁判員裁判が始まった。

対象となっている裁判は、今年5月、宮崎市で起こった放火事件。
公判で、渡部実被告は、アパートの自分の部屋に火を付けたことを認めた。

裁判では、一般の裁判員にも分かりやすい用語を使い、モニターに火災現場の写真を映し出すなどして審理が進められた。

裁判員裁判2日目。
きのうに続き法廷に入った6人の女性裁判員。
裁判員からは、犯行当時の心境などについて、被告に対し14回の質問が行われた。

 「何かが空回りしていたからだと思うが、火をつけたした一番の原因はなんですか」
 「火をつけた後の気持ちはどうでした」
 「犯行当時、何も考えられなかった」など質問した。

検察側は、「身勝手な犯行で、酌量の余地はない」と指摘し、懲役6年を求刑。
一方、弁護側は、「精神的に追い詰められていた。自首もしている」として、懲役4年程度が相当と訴えた。

そして迎えた最終日、朝から評議室では、刑の重さなどについて、裁判員6人と裁判官3人の話し合いが行われ、注目の判決。宮崎地裁の高原正良裁判長は、検察側の懲役6年の求刑に対し、懲役5年の実刑判決を言い渡した。

最後に、高原裁判長は、「裁判員の気持ちです」と被告を次のように諭した。

  「1日も早く社会復帰できるよう努力してください」
  「将来二度と犯罪を起こさないでください」



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