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特集
特集 「県立病院医師不足」
2009年01月31日
県立病院の医師不足でに関して、今週さまざまな動きがありました。
宮崎大学も動き始めています。
県立日南病院。県南唯一の入院施設を持つ小児科がある。
この小児科が存続の危機に瀕していた。
県立日南病院の小児科医は2人。宮崎大学医学部からの派遣医だ。
宮崎大学はおととしから医師を大学に戻す意向を示していたが、地域の要望にこたえ1年間は継続していた。
しかし、この継続期間も終わりに近づき小児科存続を求めて県南地区の母親がおよそ4万人分の署名簿を提出するなど小児科存続の要請活動が続いていた。
そして、きのう。
--- 東国原知事記者会見
「今朝、宮崎大学医学部小児科医局より小児科医師2名の派遣を1年延長し、来年度まで県立日南病院に派遣していただけるという連絡をいただきました。心から感謝申し上げたい。」
今の医師は大学に引き揚げるが新たに2人の医師が派遣され当面、小児科の休診は避けることができた。
しかし、派遣期間は来年3月まで。県の医師確保の取り組みが求められている。
一方、県立延岡病院について延岡市の市民グループが宮崎大学を訪れ、医師確保を申し入れた。
延岡病院は3月までに6人の医師が退職する予定でこのままでは透析を行う腎臓内科などは休診になる恐れがある。
なぜ、医師は辞めていくのだろうか。
延岡病院長は「ただ一人で透析を担当している医師は月曜から土曜まですべて担当している形で、どうしても患者がくれば一生懸命やってくれているドクターで負担は相当な量になっているのは事実。」と語る。
重症患者に夜間土日の救急外来。医師は疲れきっている。
県では、延岡病院の医師の給与を上げるほか、夜間・休日の当直アルバイト医師を確保して医師が働きやすい環境を整えることにしている。
県立病院の医師は主に宮崎大学医学部からの派遣に頼っている。
医師育成の制度が変わり大学も医師が不足しているが、宮崎大学は地域医療を重視した体制整備を始めると話した。
--- 宮崎大学医学部 池ノ上学部長の話
「大学は教育と研究とそれに必要な高度臨床をやるのが、大学であって地域医療は国公立病院が担うものというのが、これまでのスタンス。地域医療、地域医療といって大学はどうしてるんだといわれても、元々大学はそんなものではないというのがある。」
池ノ上学部長はガンや難病などを診る専門性の高い医師と腹痛、発熱など一般的な病気を診る医師は棲み分けを図って養成する必要があると話す。
--- 池ノ上学部長の話
「県立延岡病院の専門性の高い部分は既存の教室、今まである大学の講座、これは専門性を高めようという人がいるのでやります。一般的なところは地域医療、全科診療、総合診療の専門家を配置します。病院内で棲み分けを作っていかないと今の宮崎県の地域医療を今のままで続けていくには根本解決にはならない。」
宮崎大学では4月から新たな取り組みを始める。
--- 池ノ上学部長の話
「医学部としては地域医療講座を設置したいと学内的にも教授会メンバーのコンセンサスを得て動いている。できれば、4月から推進室を作って仕事をする人を置いて今人選をしています。」
自治医科大学卒業者や出産などで現場を離れた女性医師などが患者に身近な地域医療を担える体制を整えるよう宮崎大学は準備を進めることにしている。



