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師走点描 尺ヤマメの甘露煮・昆布巻きづくり 三股町・しゃくなげの森

2025年12月02日 18時20分

師走を迎え、宮崎県三股町のしゃくなげの森では、毎年恒例となっているお歳暮やおせち用のヤマメの甘露煮と昆布巻き作りが繁忙期を迎えています。

直径50cmの大鍋が並ぶ三股町しゃくなげの森の調理場。コトコト煮込まれているのは全長30cmを超える「尺ヤマメ」です。

(しゃくなげの森 池辺美紀社長)
「尺ヤマメ自体が2年かけて育てる魚なので、大事に最後の段階なので心をこめて作っている」

完成まで3日間かかる甘露煮。従業員が交代で火加減を見ながら、煮崩れしないように弱火でじっくり煮込んでいきます。

(早瀬純哉記者)
「ヤマメの甘露煮をいただきます。おいしいです。やさしい甘さとヤマメのうまみがしっかりと感じられる。身はしっかりしているんですが、骨まで柔らかくて食べやすい」

また、おせちに欠かせない昆布巻きも作られヤマメの甘露煮を昆布で丁寧に巻きつけていました。

ヤマメの甘露煮と昆布巻きは贈答用としても人気が高く、ホテルや料亭、高級レストランでも使用されています。

(しゃくなげの森 池辺美紀社長)
「ヤマメの養殖自体がすごく難しい。尺ヤマメに育てるのはもっと難しい。(尺ヤマメの甘露煮は)和食の伝統の味。若い人にも是非食べていただきたい」

ヤマメの甘露煮と昆布巻きづくりは12月中旬にピークを迎え、年末ぎりぎりまで休みなく続きます。
今年は、甘露煮6000本と昆布巻き3000本を作る予定だということです。

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