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番組審議会

第386回 平成16年4月28日

期日:平成16年4月28日(水)
場所:テレビ宮崎会議室
議題:ヒューマン九州21 「時空を超えて彫る」〜親子仏師の宝物〜
   平成16年4月27日(火) 11時10分〜11時40分

議事の概要

■今まで色々と拝見した番組の中で、一番一生懸命見てしまった。宮崎にもこのような方がいらっしゃるということもあるし、時空を超えて彫るというタイトルの意味も分かり、内容そのものについても恐れ入りましたというような印象だった。しかし、お父さんが飛騨高山に修行に行かれた背景が分からなかった。

■色々なテーマやメッセージが30分の中に込められていて、しかも木を彫るノミのアップの映像など新聞のスチールカメラでは写しきれない動きを捉えられていて、映像ならではの世界を築いているなと思った。

■親子の仏師というところに目を付けられたのが良かったと思う。職人の世界だと、どうしても後継者の問題が出てくるが、このケースの場合には、親から子に伝えられていく姿が描かれているということで、とても素晴らしいと思った。

■見ていて優しい気持ちになれるような気がしたが、色合いがそうなのかなということを感じた。けばけばしい色ではなく、全体的に茶色がベースになっている。もちろん仏像の木の色というところから、見終わった後に茶色がとても印象に残ったからだと思うが、それが見ている側を優しい気持ちにさせているのだろうと思った。

■最初に毘沙門天の復元に入り、中盤には家族のことに焦点が変わり、後半にまた復元のことが出てくるという構成だったが、少し間が空き過ぎたような感じがした。
今回、この宮崎にも仏像や仏師というものがきちんと存在して、これだけ頑張っているということを知らしめたということは大正解だと思う。

■色々と余計なものが多かった。もっと30分の中でストレートに、宮崎でなぜ仏像なのか、仏師なのかということを少し説明されれば良かったと思う。

■この大野重政さんという方と息子さんの宗人さん、それから弟の勝人さん、その間にお母さんが何もしないようで、実は4人の絆をしっかり繋いでいて、そういう姿を見ただけでも非常にほっとする番組だった。

■家族があまりにも素晴らしいものだから、仏像を修復する仏師という本来のテーマがかすんでしまったのではないかと思う。

■この仏師という職業は、心やもう一つ奥にある精神というところまで到達していると思った。その精神というところを番組の素材にするとはなかなかないと思うが、この場合は心という段階だけではなく精神というところまで到達し、人間の存在の深さ、精神の深さというものを伝えてくれる素晴らしい番組だと思った。


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