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UMKアナウンサー日記 佐々木六華


2008年02月20日

延岡西日本マラソン選手情報③

今回は招待選手の中で初マラソン以外の若手選手をご紹介します。

まず、富士通のルーキー 山下拓郎選手(23才)。
自他共に認める「練習の虫」という山下選手。亜細亜大学時代は「絶対に一年生から駅伝のメンバーに入る!」という強い思いを胸に、通常の朝夕の全体練習の前に必ず個人練習をするなど常に人よりプラスαの練習をしていたそうです(朝は通常4時半から練習が始まるところを3時に起きて一時間走ってから練習に参加していたとか)。そんな努力の甲斐あって大学3年生の時には箱根駅伝で9区を走り区間賞を獲得!チームの総合優勝に貢献しました。
大学4年の3月にびわ湖で初マラソン。そして昨年12月に尊敬するチームの先輩藤田敦史選手とともに福岡国際マラソンに出場。
しかし、「しっかり練習できていたのに序盤スローペースではいったまま立て直せず余力のあるまま不本意な結果(2時間17分30秒 16位)に終わってしまった」そうです。
今回の延岡西日本マラソンは「そのリベンジをしたい!」と意気込む山下選手。3度目のマラソンとなる今回、「練習の虫」がたゆまぬ努力で「優勝」という花を咲かせるか!?

続いて大塚製薬 末吉勇選手(25才)。
国立岡山大学農学部出身という異色の経歴を持つ末吉選手。
大学時代は農作物につく害虫に関する研究をしていたそうです。
転機となったのは大学3年生のときに全日本学連選抜の一員として箱根を走ったこと。そのときに同じチームとなった北海道教育大学旭川の片岡祐介選手が大塚製薬に進んだことに触発され、「自分も実業団でやってみたい」という思いを抱き片岡選手と同じ大塚製薬の門をたたきました。ちなみに実業団入りを両親に話したときには「母に泣いて止められた」のだとか。それでも「3年間やってみて可能性がないと思ったらあきらめよう」と実業団の世界に飛び込んだ末吉選手にとって、この大会は3年目の締めくくりの大会となります。「将来の夢はオリンピック!!・・・・・といいたいんですが自信がもてないと堂々と言えません・・・」と話していた末吉選手。自らを「雑草」と称する男が勝負の3年目に「自信」を手にし羽ばたいていくためのきっかけをつかむことができるか!?

そしてもう1人、この大会のダークホース的存在となりそうなのが愛三工業 川直人選手(24才)。
岩手県の一関学院高校から実業団入りして6年目の川選手は去年大きな挫折を味わいました。
一月の都道府県対抗男子駅伝で岩手県チームのアンカーを任されたのですが・・・結果は47チーム中区間順位45位と大ブレーキに・・・。
ショックで落ち込み、走ることが怖くなり、「陸上をやめようか」とまで考えたそうです。しかし駅伝のメンバーに選んでくれた高校時代の恩師や現在のチームの監督からのアドバイスもあり「もう一度初心に帰ってやってみよう」となんとか立ち直ったそうです。
そこからは「練習への取り組み方も変わった」(川選手)こともあり10000mで自己ベストを記録するなど上り調子に。昨年九月に初マラソンとして出場した北海道マラソンでは準備期間が短かったこともあり十分な練習がつめず20キロ過ぎに途中棄権してしまいましたが、「マラソンは甘くない」という反省の元に二度目のマラソンとなる延岡西日本マラソンにむけてしっかりと練習をつんでいます。
そんなひたむきな姿勢が実を結びつつあるのか、先月、奄美大島で全日本実業団連合の合宿に参加した川選手を他の実業団チームの監督・コーチが「川はいい!」と口々に絶賛するほど現在絶好調!
挫折を乗り越え地道に力をつけてきた若武者が延岡で若手ランナーの勇として名乗りをあげるか!?

さていよいよ4日後にせまった延岡西日本マラソン。
若手からベテランまで本当に楽しみなメンバーが集まりました。
レースは2月24日お昼12時5分に延岡市役所前をスタートします。
スタート5分前のお昼12時から解説・宗茂さん(九州保健福祉大学客員教授・旭化成陸上部顧問)、ゲスト解説・東国原英夫宮崎県知事、そして実況佐々木六華で白熱のレースの模様を「史上初!九州5局ネット(福岡・長崎・熊本・鹿児島・宮崎)完全生中継!!」でお伝えします。
ぜひご覧ください!!


2008年02月15日

延岡西日本マラソン選手情報②

今回は招待選手の中で初マラソンに挑む選手たちをご紹介します。

42.195キロという未知の世界に踏み出す選手は7人。
中本健太郎選手(安川電機)
島田健一郎選手(東京電力)
片貝勝浩選手(三菱重工長崎)
白柳智也選手(トヨタ紡織)
井手貴教選手(九電工)
宗洋和選手(西鉄)
そして前回ご紹介した渡辺史侑選手です。
渡辺選手に関してはすでにご紹介したのでそれ以外の選手について・・・

安川電機・中本健太郎選手は拓殖大学出身で入社3年目、25才。
ハーフマラソンの自己ベスト・1時間2分31秒は初マラソン7人組の中でもっとも早いタイムです。将来2時間10分をきる「サブテンランナー」になる!という目標に向けての第一歩。「上位集団についていって優勝争いをしたい!」と意気込んでいます。

つづいて東京電力・島田健一郎選手。入社4年目、26歳です。
生田東高3年生の時に全国高校駅伝出場。
神奈川大学時代は箱根駅伝で活躍。
2年生で4区を走ってチームの往路優勝に貢献(区間4位)。
3、4年生で復路のエース区間9区を任され区間5位(3年)、3位(4年)という成績を残しています。
2004年に実業団入り。入社一年目はフルタイムで仕事をしながら競技を続けるという環境で、朝練習がわりに会社まで走って行き夕方まで仕事をして夜練習をする、という生活を続いたそうです。
その後2006年度に駅伝が「シンボリックスポーツ」と位置づけられチームの支援が強化されるようになったことで競技に打ち込むための環境が整備され、島田選手もチームのキャプテンに就任。ただ「治療院に行く時間もなかった」という時代を知るだけに今の状況にも「この恵まれた状態が当たり前だと思わないようにしたいし、それをこれから入ってくる後輩たちにも伝えたい」と話していました。
元々「長距離向き」と周囲に言われ、自分でも「昔からロードで長い距離を走るのが好きだった」という島田選手。初のマラソン練習も順調にこなし、コーチからも「この練習の出来ならしっかり走れるのでは」と言われているそうです。「同年代でマラソンで活躍しているというのは(世界陸上大阪大会で日本代表になった)久保田選手(旭化成)くらい。そういう意味では名をあげるチャンス」という言葉通りの華々しいデビューを飾ることができるか!?

片貝勝浩選手は東京農業大学第二高等学校から山梨学院大学を経て三菱重工長崎へ。片貝選手も全国高校駅伝や箱根駅伝を経験しています。ここ最近の延岡西日本マラソンは第37回大会で小林誠冶選手が2時間12分7秒、そしておととし第44回大会で鷲尾優一選手が2時間11分5秒と三菱重工長崎勢によって大会記録が塗り替えられてきました。片貝選手自身も大会記録更新を目標にあげています。
チームの先輩がうちたてた記録を破ることできれば初マラソンでの優勝が現実のものとなります!

トヨタ紡織・白柳智也選手は静岡県出身の26歳。日本大学から実業団入りして4年目です。大学では今回旭化成から出場する清水将也選手の一年後輩にあたり、ともに箱根でタスキをつなぎました。
大学時代に限界を感じた時期があり、「卒業したら競技をやめよう」と思っていたそうなんですが、同期で現在日清食品陸上競技部に所属する藤井周一選手の「このままやめるなんてもったいない」という言葉で思い直し実業団入りを決意したそうです。
まじめで練習熱心な白柳選手なんですが、本人も監督・コーチも課題としてあげるのが「メンタル面」。「試合本番になると考えすぎてしまって失敗することが多い」とのこと。「精神的な強さを身につけたい」という白柳選手。目標とするのは中国電力の佐藤敦之選手です。
2006年国際千葉駅伝に日本代表チームのメンバーとして佐藤選手とともに出場した白柳選手。佐藤選手が発した「風が吹けばサミー・コリル(ケニア マラソン世界歴代3位2時間4分56秒)に勝てるのに」という言葉に、「自分は向かい風が吹いているとそれだけで弱気になってしまうのに、なんてすごい考え方をする人なんだ!!」と衝撃をうけ、「自分もそんな考え方ができるような選手になりたい」と強く感じたそうです。
「地道に努力を積み重ね最後に花が咲けばいい」が信条。
3月には結婚を控え、公私共に充実の一年にするために、まずはマラソンで結果を残して「公」の部分で花を咲かせ、飛躍のための「自信」を手にすることができるでしょうか!?

駒澤大学3年生のときに箱根駅伝で総合優勝を経験した九電工の井手貴教選手。マラソンは中学生のころからテレビで見ていてあこがれていた種目だったそうなんですが、実際にマラソン練習に取り組んでみてとにかく「距離が長い、そしてきつい」と感じたそうです。
「先月の大阪国際女子マラソンの福士選手のようにふらふらになるんじゃないか・・・?」と今は不安な部分が大きいと語っていた井手選手。
ただ当日は佐賀の地元からご両親や友人が応援にやってくるということもあり「しっかりとした足取りでフィニッシュを迎えたい」と気合をいれていました。
「失敗したとしても悪かった部分が何かを見つけ、最終的にはステップになったと思えるような走りをしたい」という井手選手の初マラソンのテーマは「挑戦!」
昨年の延岡西日本マラソンで同学年の立石慎士選手(安川電機)が優勝したのを見て刺激を受けマラソンに挑戦しようと決意した井手選手。同じ舞台で先を行く同い年のライバルに追いつくための足がかりにしたいと静かに燃えています。

最後に西鉄の宗洋和選手。
名前を見て「ひょっとして・・・」と思った方。
そうです!宗なんです!!(宗監督スミマセン・・・)
旭化成陸上部宗猛監督の長男で延岡東高校出身。
帝京大学を経て2005年に西鉄入りして3年目の25才です。
父、宗猛監督といえば皆さんもご存知の通り、双子の兄・茂さん(現旭化成陸上部顧問・九州保健福祉大学客員教授)とともに現役時代はオリンピックをはじめとして世界の舞台で活躍したトップランナー。
そんな偉大な父、そして伯父の初マラソンも延岡西日本マラソンでした。第11回大会で茂さんが優勝、猛さんが2位と兄弟でワンツーフィニッシュ。
35年のときを経て父と同じ舞台でマラソンランナーとしてスタートを切る洋和選手は「今まで応援してくださった皆さんに感謝の気持ちを込めて競技人生最高の走りがしたい」と初マラソンにむけて気持ちをたかぶらせています。

延岡西日本マラソンでマラソンランナーとしての第一歩を踏み出す7人の選手達。そのフレッシュな走りにもご注目ください!!


2008年02月08日

延岡西日本マラソン選手情報①

昨日、延岡西日本マラソンの招待選手が発表になりました。
初マラソンの若手から、実績あるベテランまで今年も楽しみな顔ぶれがそろいました!

そこで、これまで取材してきた情報を元に各選手のプロフィールなどをご紹介していきます。
1回目は旭化成から出場する3選手です。
まずは小島宗之選手。
西脇工業高校時代は1年生からレギュラーとして全国高校駅伝に出場。2年生の時には4区を任され、5区を走った弟・忠之選手(現・旭化成)とそろって区間賞の活躍!優勝に大きく貢献しました。
旭化成に入社後1996年の延岡西日本マラソンで初マラソン初優勝。その2年後のびわ湖で2時間8分43秒のタイムで優勝し、一躍トップランナーの仲間入りを果たします。さらに同じ年の福岡で2時間9分50秒、翌年のロッテルダムで2時間8分46秒、福岡で2時間9分9秒と、4回連続で2時間10分をきる、いわゆる「サブテン」をマークするなど輝かしい実績を誇ります。
しかし昨年12月の福岡国際で2時間18分24秒・17位という結果に終わったことを受けて現役引退を決意。ラストランの舞台にマラソンランナーとしての出発点となった延岡西日本マラソンを選びました。
「引退レース」とはいえ「後輩に勝ちを譲るつもりはない!」と意気込んでいます。苦しんできたアキレス腱の痛みも回復傾向にありかなり状態は良いとのこと。先日取材したディレクターがコーチから「十分優勝の可能性あり。それだけの状態になってきている」という話を聞いたそうです。マラソンランナー小島宗幸の「原点」というべき大会で12年ぶり2度目の優勝を果たし文字通り「有終の美を飾る」のか!?
「応援してくださった地元のファンの皆さんに『小島宗幸の走り』を見せたい!」というベテランの、現役最後の42.195キロに注目です!!

続いて清水将也選手。
小島選手と同じく西脇工業高校出身です(清水選手が5年後輩になります)
高校時代は2年生、3年生と全国高校駅伝で連覇を達成。自身も2年連続区間賞と、双子の弟・智也選手とともに活躍し、その後そろって日大へと進学。4年生時には将也選手がキャプテン、そしてエースとしてチームをひっぱりました。
その後、将也選手は旭化成、智也選手は佐川急便へ。
2005年のびわ湖で初マラソンを経験した清水将也選手。
2時間13分37秒で14位。翌年のびわ湖では2時間12分31秒の自己ベストをマークし7位。
3度目のマラソンとなった昨年12月の福岡では2時間14分08秒。このときは10キロを過ぎて早々と先頭集団から離れてしまうもその後粘って11位。宗猛監督から粘りを評価されるも「最後まで先頭集団で勝負する、という走りをしてほしい」と指摘を受けたそうです。
今回の延岡西日本マラソンは内容+結果を求めるレースとなります。
今年のお正月、宮崎神宮で初詣をしておみくじを引いた際、大吉ではなかったのをみて「まだまだ努力が足りないってことですね」とつぶやいた清水選手。どういう意味かと尋ねたところ「『運』というのは『運ぶ』という字ですよね。『運』というものは努力が『運』んできてくれるものだ、という話を聞いたことがあるんです。だからもっともっと努力して今年の運勢を『大吉』に変えて見せます」と話してくれました。
「自分を変える、飛躍のきっかけをつかむレースにしたい」という清水選手が静かに闘志を燃やしています!!

そして入社2年目の渡辺史侑(ふみゆき)選手。
高知工業高校時代は1年生と3年生のときに全国高校駅伝に出場。
東洋大学時代は2年生から4年生まで箱根を走っています。
(ちなみに昨年の世界陸上大阪大会の男子マラソン日本代表として出場した同じ旭化成の久保田満選手は高校・大学の2年先輩にあたります。)
今回が初マラソンの渡辺選手。
実は昨年の大会に出場する予定だったんですが故障のため走ることができませんでした。
旭化成に入ることが決まったときから、宗兄弟や大学の陸上部の恩師でもある川嶋伸次さんなど旭化成の先輩たちが延岡西日本マラソンで初マラソン、あるいはマラソン初優勝を経験し、オリンピックや世界選手権など世界の舞台へと羽ばたいていったように、自分もここからマラソンランナーとしてスタートをきり、トップランナーへと成長していきたいと心に決めたということで、渡辺選手にとって2年越しの、念願の延岡西日本マラソンということになります。
それだけに早い段階から延岡西日本マラソンを照準に練習を積んできており準備万端!
偉大な先輩たちのように延岡でマラソンランナーとしてのデビューを華々しく飾り、一流のマラソンランナーへと駆け上がっていく・・・「伝統の継承者」となるか!?初マラソンに挑む渡辺選手の走りも楽しみです!!

今後も2月24日の大会当日に向けて出場選手をご紹介していきますのでお楽しみに。





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