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UMKアナウンサー日記 岩下克樹


2010年03月02日

絵本が繋ぐ架け橋

一週間ほど前になりますが、絵本の読み聞かせで鹿児島県曽於市の諏訪小学校を
訪れました。

今回は、初の単身での読み聞かせ。

これまでに3回ほど読み聞かせには行かせて頂きましたが、いずれも先輩と一緒だったため、
自分ひとりだけという寂しさは有りませんでした。

しかし今回は一人です。しかも、場所は宮崎ではなく鹿児島県。都城に隣接する町で
UMKのテレビが映るという事もあり、読み聞かせに行かせて頂く事になりました。

小学校から呼んで頂いた事に感謝しつつも、慣れない道を自分で運転して向かうため、
無事にたどり着くだろうか、という不安を感じます。

そして、一番の目的である“読み聞かせ”で子供達を惹きつけられるだろうか?
重なる不安を胸に、いよいよ出発です。

 

高速道路に乗り、一路、都城ICを目指します。都城市街地を走る国道10号をずっと南下して
小学校を目指していると、あっと言う間に、県境を示す鹿児島県の看板を通過していきました。

 

無事に小学校へ到着した僕の目に、真っ先に飛び込んできた光景。

お昼休みの時間を思い思いの遊びで満喫している小学生達の元気な姿です。

 この日は良い天気でポカポカと暖かく、まるで春本番のような陽気。

校庭で元気に遊びまわる子供達は、額に汗が光っていました。

 

「こんにちはー!!」という、これまた元気な挨拶で、迎えてくれます。

僕も負けずに「こんにちは!!今日は宜しくね!」と返します。

初の単身での読み聞かせということで当初は不安だらけだった僕は、実際に子供達と接する
うちにいつの間にかその不安感を忘れ、「この子たちと、楽しい時間を過ごしたい」という気持ちでいっぱいになっている事にふと気付きました。

 

全校生徒100人弱の諏訪小学校。校長先生に連れられて会場の体育館に向かうと、
そこに待っていたのは子供達のキラキラしたたくさんの瞳。

 そう言えば自分が小学生だった頃、学校に誰かお客さんが来るイベントがワクワクして好きだった事を思い出しながら、みんなの前に立ちました。

 

絵本の読み聞かせは、絵本の面白さを子供達に伝える事はもちろんですが、
日常の中で滅多に出来ない“子供達との触れ合い”が出来る点で僕はとても好きです。
途中で笑いが起こったり、子供達と会話しながら読んだりと、逆にこちらが楽しませてもらえる
部分がたくさんありました。
この絵本が、【読み手と聞き手を繋ぐ架け橋】になっていたようです。

 

5〜6冊ほどの絵本を読ませて頂きましたが、決して上手に読めたとは言えません。
しかし、絵本に描いてある文章に、アレンジした一言二言を自分で付け加えて、
聞き手の子供達により面白がってもらえるような表現の工夫にチャレンジしてみました。

ページいっぱいに描かれている絵をじっくり見せながら、子供達の反応をチラチラ覗ったりも
しました。やはり、リアクションが起こると読み手としても嬉しいもの。どう読めば子供達が喜ぶか、伝わるかを瞬時に判断しながら読み進めていくうち、あっと言う間に時間は過ぎました。

 

「先生、テレビ見るね!」「頑張ってね先生!」と、思いもかけず“先生”と呼ばれた今回。
みんなにとっては、僕は先生なんだ。
たった1時間だけの先生だったけれど、みんなの前で楽しく絵本が読めて、そして
みんなにも楽しんでもらえたようで良かったと思いました。

 

諏訪小学校での経験は、初めての単身読み聞かせの思い出としてずっと残るでしょう。
読み聞かせを通した次の出会いがいつ訪れるのか・・・楽しみです。


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