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UMKアナウンサー日記 岩下克樹


2010年03月27日

読ませて頂きました!

入社一年目の日々も残り7日となった昨日、私は一つのデビューをしました。

それは、「提供読み」というものです。

“この番組は、・・・・のスポンサーの提供でお送りします(しました)”

というフレーズ、おそらく皆さんも聞き覚えが有ることだと思いますが、これが“提供読み”です。

テレビで放送される番組には、その番組制作を支えてくださるスポンサーの方々の存在があり、CMを通して情報を紹介させて頂いています。

【どのようなスポンサーの方々の提供により、この番組が放送されているのか】という事を
視聴者の皆様にお伝えする役割が、この提供読みという短いコメントに有るのです。

CMの原稿などの読みもアナウンサーが担当しますが、CM読み・提供読みのどちらも、
私はまだデビューしていませんでした。
昨日の提供読みで、初めてオンエアに乗る提供を読む事になったのです。

 

その原稿は・・・この短さ!

 

 

       ここからは

○○○○○○○ ○○○○○○

ほか、ご覧の各社の提供でお送りします

 

 

数えてみると、40文字しかありません。

このコメントを、15秒のタイムで読む。それが今回の仕事です。

いざ練習してみると、なかなか出来ません。

15秒というタイムが与えられている中で、いかに効果的にその時間を使うか?

録音前に大先輩・南出ANからは、

「爽やかに読みなさい。のんべんだらりと読まない事。大切なのは緩急。」
というご指摘を頂きました。

15秒という枠を使い切るために、コメントをただスローペースで読んでしまっていたのです。

そして、コメントとコメントの間の“ポーズ”の取り方を教えて頂き、15秒の使い方を学びました。

いよいよ、放送実施部の方と南出ANに立ち会って頂きながら録音です。

番組の前半で入れる「前提供(〜の提供でお送りします)」と、後半で入れる「後提供(〜の提供でお送りしました)」の2つを録音。

短いながらも、提供読みは難しい!!

特に、文末。(お送りします、お送りしました)という読み終わりの声のトーンが低く、
これがスポンサーの商品にまで暗いイメージを与えてしまうという指摘を受けました。

また、文末にチカラが入っていて不自然に聞こえるので、肩の力を抜いた読みをするように、
とも。10文字ほどのコメントですが、意識することは沢山でした。

普段、テレビを見ていて何気なく耳にしているこの提供読みですが、オンエアされているいろんな提供読みは私にとっての“大切な教科書”です。

短い時間枠の中でどのように中身が表現されているかを勉強することが出来ます。

それを活かして探していきたい、“15秒間のドラマ”へのこだわり。

これから、皆様にお届けして参ります!



 

 


2010年03月02日

絵本が繋ぐ架け橋

一週間ほど前になりますが、絵本の読み聞かせで鹿児島県曽於市の諏訪小学校を
訪れました。

今回は、初の単身での読み聞かせ。

これまでに3回ほど読み聞かせには行かせて頂きましたが、いずれも先輩と一緒だったため、
自分ひとりだけという寂しさは有りませんでした。

しかし今回は一人です。しかも、場所は宮崎ではなく鹿児島県。都城に隣接する町で
UMKのテレビが映るという事もあり、読み聞かせに行かせて頂く事になりました。

小学校から呼んで頂いた事に感謝しつつも、慣れない道を自分で運転して向かうため、
無事にたどり着くだろうか、という不安を感じます。

そして、一番の目的である“読み聞かせ”で子供達を惹きつけられるだろうか?
重なる不安を胸に、いよいよ出発です。

 

高速道路に乗り、一路、都城ICを目指します。都城市街地を走る国道10号をずっと南下して
小学校を目指していると、あっと言う間に、県境を示す鹿児島県の看板を通過していきました。

 

無事に小学校へ到着した僕の目に、真っ先に飛び込んできた光景。

お昼休みの時間を思い思いの遊びで満喫している小学生達の元気な姿です。

 この日は良い天気でポカポカと暖かく、まるで春本番のような陽気。

校庭で元気に遊びまわる子供達は、額に汗が光っていました。

 

「こんにちはー!!」という、これまた元気な挨拶で、迎えてくれます。

僕も負けずに「こんにちは!!今日は宜しくね!」と返します。

初の単身での読み聞かせということで当初は不安だらけだった僕は、実際に子供達と接する
うちにいつの間にかその不安感を忘れ、「この子たちと、楽しい時間を過ごしたい」という気持ちでいっぱいになっている事にふと気付きました。

 

全校生徒100人弱の諏訪小学校。校長先生に連れられて会場の体育館に向かうと、
そこに待っていたのは子供達のキラキラしたたくさんの瞳。

 そう言えば自分が小学生だった頃、学校に誰かお客さんが来るイベントがワクワクして好きだった事を思い出しながら、みんなの前に立ちました。

 

絵本の読み聞かせは、絵本の面白さを子供達に伝える事はもちろんですが、
日常の中で滅多に出来ない“子供達との触れ合い”が出来る点で僕はとても好きです。
途中で笑いが起こったり、子供達と会話しながら読んだりと、逆にこちらが楽しませてもらえる
部分がたくさんありました。
この絵本が、【読み手と聞き手を繋ぐ架け橋】になっていたようです。

 

5〜6冊ほどの絵本を読ませて頂きましたが、決して上手に読めたとは言えません。
しかし、絵本に描いてある文章に、アレンジした一言二言を自分で付け加えて、
聞き手の子供達により面白がってもらえるような表現の工夫にチャレンジしてみました。

ページいっぱいに描かれている絵をじっくり見せながら、子供達の反応をチラチラ覗ったりも
しました。やはり、リアクションが起こると読み手としても嬉しいもの。どう読めば子供達が喜ぶか、伝わるかを瞬時に判断しながら読み進めていくうち、あっと言う間に時間は過ぎました。

 

「先生、テレビ見るね!」「頑張ってね先生!」と、思いもかけず“先生”と呼ばれた今回。
みんなにとっては、僕は先生なんだ。
たった1時間だけの先生だったけれど、みんなの前で楽しく絵本が読めて、そして
みんなにも楽しんでもらえたようで良かったと思いました。

 

諏訪小学校での経験は、初めての単身読み聞かせの思い出としてずっと残るでしょう。
読み聞かせを通した次の出会いがいつ訪れるのか・・・楽しみです。


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