UMKアナウンサー日記 岩下克樹
2010年01月24日
現場で感じる何かが有る
【臨場感】という言葉があります。
言葉ではよく使うけれど、実際に日ごろの生活の中で【臨場感あふれる】場面に
遭遇する事はなかなか有りません。
そもそも、臨場感ってどういうものなのでしょう?
つい先日、この【臨場感】がどんなものなのかを肌で感じた経験をしてきました。
場所は、東京都・駒沢体育館。
この日、僕は“フジテレビ系列 スポーツアナウンサー研修”参加の為、上京した
のです。
研修は、駒沢体育館で行われている『春の高校バレー 東京大会』の試合を実況し、DVDに収録したものを講師の先生方に講評して頂く、というものでした。
テレビの画面を見ての練習で会場の大まかな雰囲気は頭の中に描いていたものの、実際に駒沢体育館に到着してみると画面から伝わってくる雰囲気とは全く違った独特の熱気に一気に包まれ、思わず大緊張・興奮。
試合を喋るという目的で来てはいるけれど、試合に限らず、このチャンスにいろいろなものを感じてみたいと思いました。
そこで、体育館内を少し歩き回ってみる事にしたのです。
気合いに満ちた表情の選手が忙しく行きかう廊下。
息の合った掛け声が爆発する、コート袖での円陣。
同校の仲間の応援に駆けつけた、大勢の学生達や保護者の皆さん。
体育館に響き渡る、歓声・ブラスバンドの演奏・太鼓の音。
たくさんの参加校を目にする中で、この大会出場に漕ぎ付けるまでに、選手の皆さんがどれ程の苦労をし、厳しい練習に耐えてきたのだろうと考えました。
東京都の大会ということも有り、この日の準決勝や決勝に辿りつくには激戦区での戦いを勝ち抜く為の相当な実力が必要とされた事と思います。
その集大成としてコートの上で懸命に躍動する選手達の姿が目の前にあり、様々な面で選手達をサポートする保護者の方や学生、監督などの緊張した表情がありました。
勝ち負けが決まるたびに見える、2つの涙。
勝った喜びからこみ上げる涙。そして、負けた悔しさから流れる涙。
そのような選手達のドラマの一瞬が、見ている側として自分の心にグッと来ます。
これが、【臨場感あふれる】場面なのだろう。
思いっきり声を出して「頑張れ!ファイト!」と応援したくなる、この、熱い空間。
会場が一体となってコートの上にエールを贈り、それに応えようと懸命なプレーを
見せる選手達の迫力。
自分も、その独特な空間、臨場感に包まれて試合を観戦し、喋っている事が
無性に嬉しくなりました。
現場で『体感』できる事を大事に生かし、その臨場感をそのままお伝えできるような
実況がしたいと感じた一日。
そのような収穫を得た事も有って、今回の研修では、本当に貴重な経験をさせて頂いたと思います。
系列局の仲間たちからは色々な仕事に対する多様な姿勢を学び、多くの刺激も受けて
きました。
スポーツを喋るという特殊な世界の中、これからたくさんの壁にぶつかっていく
事になると思いますが、仲間同士での切磋琢磨を通して、繋がりを頑丈にしていきたい
です。
研修でお世話になったフジテレビ系列の皆様、本当にありがとうございました!!

研修で一緒だったアナウンサーの皆さんと一枚!
2010年01月03日
昭和61年生まれの僕は今年“トラ年男”です
皆様、
新年あけましておめでとうございます。
会社人になって初めてのお正月は、
元日お昼からオンエアだった
“HOTJAGA 新春スペシャル 今年もイイ年にしタイガー”
から始まりました。
その中の1コーナーで、視聴者の皆様に縁起のいい【トラの鳴き声の着ボイス】をプレゼント
しようと、JAGA天の大先輩、S@KOさんとともに動物園で行ったロケの模様が放送されました。
年末に行われたロケ当日。
何年振りに訪れたか思い出せない位にご無沙汰だった動物園。
小学生に戻ったかのようなワクワク感でいっぱいになる自分。
S@KOさんとともにトラのオリに近付くと、その中には、堂々たる風格の立派なトラが
ゴロンと寝そべっていました。
初めて知ったんですが、こちらのトラさん、夜行性なんだそうです。
なので、昼間はこうして昼寝をするのが習慣らしく、なかなか起き上がってくれませんでした。
でも、鳴き声を録音出来るまではロケは終われるはずも無く、そこでS@KOさんと僕はある作戦を打ち出すのです。
それは、『トラにはトラで行こうぜ!!作戦』
こちら2人もトラの格好をして挑発(?)する事にしてみました。
S@KOさんのダンスや僕のサルの物真似などでどうにかこうにかこっちに興味を持たせようと
奮闘の連続。

しかしなかなか上手くいかず、本当に大変なんです。
じっと寝そべったまま、ダルそうに目をつぶり、僕たちの騒ぎに時々耳をピクリと動かしたり・・・。
お目当てである“グガォォーッ!!”とか“ガルルルルッ!”という鳴き声が録音できるまでには
程遠い状況が続きます。
途中、こっちに興味を持ったのか、ノソノソと近寄ってきてじっと見つめられる場面が何度か
有りましたが、その眼光は鋭く、至近距離でその眼差しに捕らえられると、オリの外とて思わず
身が固まるような、そんなチカラが有りました。
しかし、こちらも負ける訳にはいきません。
あの手この手を使い、最終的にある秘策でトラに最大の勝負を賭けました。
それは『宮崎地鶏プレゼント作戦』。
肉食のトラですから、やはりそのエサへの食い付きはスゴイものがありました。
棒に取り付けた鶏肉をオリに近づけるだけで、トラは“グルグルッー”と喉を鳴らし、今にも
飛び掛からんばかりの勢いで肉を狙っています。
トラの目と鼻の先まで鶏肉を近づけて焦らすだけで、口の端から涎も垂れてきました。
まさに、この鶏肉が『垂涎の的』となってトラの眼中にロックオンされています。
怖ーい。あの目が非常に怖い。背中がゾクゾクする感覚です。
徐々に、迫力の雄叫びに近い鳴き声が聞こえてくるようになりました。
鶏肉で焦らせば焦らすほど、“ガルルッ”と発します。
飼育員の方の焦らし方がさすがにお上手で、トラは鶏肉を前に、野生の匂いを
プンプン感じさせる、まさに『獣の表情』を見せていました。
トラがオリに前足を掛けてバーンと立ち上がり、「迫力すごい!怖ぇー」と感じた次の瞬間でした。
“グガォォー!!グヮルルル!!”
漏らすこと無く、確かに頂きました!完璧なトラの鳴き声でした。
長かったこれまでの道のり。寒空の下、S@KOさんとともに奮闘してきたトラへの挑戦は、
鶏肉の登場をもって終了したのです。
“バキッ、バキバキッ”という音に、ハッとしてオリの中に目をやると、
トラが鶏肉を骨ごと噛み砕いて味わっている姿がありました。
トラにかじられたら、あぁなるんだ。痛そう。骨も身も関係なし。
まさに『肉食の極み』といった感じです。
長いこと焦らされていた分、その勢いも激しく感じました。
トラさん、素晴らしい鳴き声をありがとう!!
ここで一点、トラに対する今回の演出は、撮影の為に特別に許可を頂いて行ったので、皆さんは決してオリに近付いたりトラを挑発するような事はなさらないようお願い致します☆
飼育員の方々のご協力いただき、S@KOさんと僕は無事に任務を果たすことが出来ました。
録音された鳴き声は、お約束通りの【着ボイス】に変身しまして、現在、JAGA天のホームページからダウンロードする事が出来ます。
携帯電話の機種によってはダウンロード・再生が出来ない場合も有りますが、
是非、ダウンロードして着ボイスに設定し、使ってみてください☆
“グァォーー!!”と響く雄叫び、カッコ良いですよ!
それでは皆様、今年も宜しくお願い致します。




