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UMKアナウンサー日記 岩下克樹


2009年11月23日

季節から、その次の季節へ・・・

暦の上では立冬を過ぎ、季節は冬へ、まっしぐら。

止まる事無く流れゆく時の中、秋から冬に渡される“鮮やかなバトン”を
会社の外で見つけました。


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色とりどりの紅葉。“紅い葉”と書いて紅葉ですが、よく見ると同じ一枚の葉の中にも黄色や橙、黄緑など様々な色味が有り、それらの全体像を私達は“紅葉”と呼んでいる事に気付きます。

その昔、紅葉の代名詞と言えばイチョウがそうだった、という話を聞いた事がありました。
イチョウの葉は、秋口になると一斉に鮮やかな黄色に変色します。その美しい“黄色い葉” → “黄葉” → “(こうよう)=黄葉” となっていった、という説があるそうです。

誰が教えたわけでもないのに、なぜこれらの植物達は、ずっと昔から毎年同じように
紅葉を見せるのでしょうか。冬の冷たい風に散りゆくその直前に、それぞれの葉一枚一枚が
最大限に美しく輝く瞬間。

私達人間は、紅葉の綺麗さだけを捉えて、喜んだり感動したりするものであるような気がしますが、もしかしたら紅葉している葉のそれぞれは、自身が背負っている散りゆく道を悟り、その運命を惜しんでいるのかも知れません。
そう思うと、見事に色づいた紅葉も、何だか少し切なく見えてしまうのです。

会社の外、青空に向かって伸びる木々は、徐々に薄着になってきました。
舞い散った葉が、無機質なアスファルトの上に鮮やかな色模様を作り出しています。
その一枚一枚を拾って手の平に乗せ、葉の向こう側に流れる季節を見ていた僕を、
冷たい秋風が吹き抜けていきました。

葉を落としていく枝は、次の季節を迎える準備中。
その枝には、もう来春の新芽に繋がるエネルギーが蓄えられているのでしょうか。

あちらこちらで見られる、色鮮やかな“秋から冬へのバトン”。

いよいよ来週、師走に突入します。





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