HOME > アナウンサー日記 > 岩下克樹

UMKアナウンサー日記 岩下克樹


2010年07月20日

夏を全身で感じた午後

 

先日、久し振りにカラっと気持ちよく晴れたので、

新しいランニングウェアに身を包み、昼過ぎの大淀川堤防へジョギングに行きました。

太陽光線はジリジリと肌を焦がすような熱を帯び、思いっきり宮崎の大地に降り注いでいます。

 

車の多い通りを抜けて、目指すは大淀川堤防の入り口、平和台大橋。

 

勢い良く坂を駆け上がった僕の目の前には、

堤防の草木の緑が眩しい、夏の景色の中の大淀川が悠々と流れていました。

 

堤防を駆けながら感じる“夏”。

真っ白な入道雲が力強く立ちのぼった青い空。

川の水面を吹き抜ける心地よい風。

空気を振動させながら耳に届く、セミの鳴き声。

夏の到来を今か今かと待ち望んでいたセミたちの大合唱からは、

短いひと夏を精一杯に生きるチカラ強いエネルギーを感じました。

再び空を見上げてみると、上空を舞っていたのは一羽のトンビ。

大きく羽を広げ、静かに流れる大淀川の上空高く、風に乗る。

広い広い大空に包まれて優雅に舞いながら、あのトンビはどんな景色を見、

何を思っているのだろう?ふとそんな事を考えたりもしました。

 

暗く悲しいニュースが続いた宮崎ですが、季節は巡り、

宮崎が一番宮崎らしく輝く時季が来たのです。

この青く広がる空が有る。

そして、モクモクと成長を続ける白い雲や頬を撫でる優しい風が有る。

更には、生のエネルギーを躍動させるセミや、上空から広々とした大地を眺める

トンビとの出会いが有る。

 

1回限りの2010年の夏を、肌で、全身で感じたい。

 

そう思い立って自宅から駆けてきた僕は、今日、堤防で思いっきり

夏の空気を深呼吸することが出来て、何だか嬉しい気持ちで居ました。

 

宮崎が輝く季節。2010年の夏。あなたはどう過ごしていますか??

 

20100729.jpg

 


2010年07月04日

大切なのは、2つの『熱』。


大学を卒業してから1年と3ヶ月経ちますが、未だに忘れられない感覚が有ります。

アルバイト先のお好み焼き屋で培った“焼きの感覚”です。

僕が働いていたのは、店員が鉄板で焼き上げた商品をお客様の目の前に運んで
提供するスタイルのお店。

ベッドくらいの広さのある特大鉄板の前でサウナのような熱気に包まれながら、
一人の人間が一生のうちに食べる数の恐らく数十倍もの量を焼いていた日々。

職人気質の店長にビシビシしごかれながら鍛錬したその感覚は、今でも鮮明に覚えています。

そしてその感覚はフラッシュバックのように今でも訪れるもので、
その時は無性にお好み焼きを焼きたくなる衝動にかられるのです。

 

先日、その欲求を満たしてくれる場所に出会いました。

宮崎市内にあるお好み焼き屋さんです。

店内に漂うお好み焼きの香り。

あちらこちらのテーブルから聞こえる、ジューっという美味しそうな音。

このお店は自分で焼けるスタイルだという事もあり、張り切って注文しました。

 

僕、お好み焼きの腕に関しては結構自信があります。

焼くに至る手順や具材、更にお好み焼きの美味しい食べ方にまでの徹底したこだわりは、
アルバイト中に身につけた感覚をそのまま守り続けているのです。

 

お店の方が運んできたヘラは一人1枚ですが、これは僕にとっては不満足。

本格的に焼くには1枚では足りません。

美味しく焼くのに必要なヘラは、実は2枚。

たかがヘラだけど、されどヘラ。

左手のヘラの役目と右手のヘラには別々の役割がちゃんと有るのです。
(長くなるので省略させて頂きます!)

 

しかし、お店の方に追加のヘラを頼むのはちょっと忍びない。

という事で目の前の友人のヘラを借り、いよいよ調理スタートです!

華麗なるバチ裁きならぬ“ヘラ裁き”で美味しく焼きあげるお好み焼き。

テーブルに設置してある『焼き方マニュアル』は、申し訳ありませんが出番無しです。

我流の焼き方で鉄板をイッパイイッパイ使い、懐かしい感覚を思いっきり楽しみつつ
完成していきます。

家庭だと鉄板も無いし、ホットプレートでは焼き辛いのが難点。

お好み焼きの美味しさを引き出すには、
やはり、お店に有る様な鉄板で豪快に焼くのが一番なのです。

 

調理の様子を見ていた友人は「すごーい!美味しそう!!」というリアクションを連発。

そう言えばあの頃、お好み焼きから立ち昇る湯気の向こうに
お客さんのホクホクした笑顔を見ながら焼くのが何よりも好きだった。

それが楽しくて、朝から晩まで汗を流し、お好み焼きに没頭する日々。

商品を焼き焦がして怒鳴られた新人時代も、
上達を褒められて照れくさかったリーダー時代も、
厨房のあの大きな鉄板は僕をずっと見ていたし、夢中にしてくれました。

『鉄板の熱』に加えて、一枚一枚のお好み焼きにかける『情熱の熱』がいかに大切か。

僕があの鉄板との日々で学んだ事は、いつまでも熱を失わず、心の中に残り続けています。



さて、懐かしい想い出という特別な味付けも加わり、10分ほどかけて
お好み焼きは完成しました!

アッツアツのまま口に運ぶと、表面の香ばしさ・ソースのコク深さ・野菜のジューシーさが
一気に思考回路を支配し、至福の瞬間が訪れるのです。

あぁ、いまこのブログを書きながらでも、鼻腔をくすぐるあのフワッとした香りが思い出され、
無性に食べたくなってしまう!

やはり、お好み焼きは美味しいんです。

そして、作り方を始めとした“美味しいお好み焼き追求”は、自分で簡単に、
しかも楽しく実践できるもの。

いやぁ、奥が深い、深い。

今後、僕の“焼きたい欲求”が起こる度に、そのお店に通う事になりそうです。



       20100704.jpg

 

 


2010年06月09日

異常発生!?

先日、会社に夜遅くまで残っていたときの事。
誰も居なくなったフロアに、電話の音が鳴り響きました。
この時間に電話が鳴るとは珍しく、何の電話かなと思いながら取りました。

受話器の向こうからは男性の声。

「もしもし、夜分遅くに失礼します。あのー、実はご報告がございまして・・・」
「?」

果たして、この時刻にどんな報告だろうかと不思議に思いました。
その男性の声が、心なしか弾んで聞こえるのです。

「実は・・・ですね」
「はい、どうされましたか?」
「“異常発生”してるんです、ここ西都で・・・」
「西都で、ぃ、異常発生・・・ですか?一体、何が・・・」

この時期に異常発生するといえば「蚊かな?」「害虫かな?」などと考えた僕は、
男性の答えを聞き、驚きました。


「いや、ね、もう山が浮かび上がる位に、“ホタル”が異常発生してるんですよ」

「えぇっ!?」


“異常発生”と表現されるほどのホタルが西都市に出現しているという話に、
電話の前で一瞬、戸惑ってしまった僕が居ました。

山が浮かび上がる程に多くのホタルの光が集まる場所。
西都市の銀鏡という場所で観察できたという事です。

暗いニュースが続く宮崎の夜に、小さな生きた宝石が照らし出す光が
どれほど美しく映える事でしょう。
夜空の星が地上に舞い降りたかのような光景が広がっているのだとしたら、
きっと涙が出るほど感動すると思います。

情報を提供して下さった男性の声が心なしか興奮で震えていたようだったのが印象的でした。
ホタルの小さな光が、観る者の心に大きく響く。
そしてその光は、ずっと消える事のない仄かな明かりとして、
記憶の一角を照らし続けるのかもしれません。


“異常発生”したという、西都市のホタル。
どれ程の方が、ご覧になったでしょうか?

西都市で見つかったという自然の神秘を、是非、観に行きたいものです!!



2010年05月19日

5月15日、良き日なり。

5月15日。

福岡は久留米市で、たくさんの美しい涙を見ました。

大勢の人に祝福され、晴れて新生活のスタートを切った友人。

夫婦となった2人の溢れんばかりの笑顔に、胸を打たれっぱなしの一日となりました。

 

去年の春に同期入社した女性の友人がこの度結婚する事になり、
その結婚式に行って来たのです。

洋館風のお洒落な式場の上空は清々しい青色の五月晴れで、
2人の結婚をお祝いしているかのようでした。

 

綺麗に着飾った大勢の人たちの中で、僕と、そして同行している友人達は
今か今かとセレモニーの始まりを待ちました。

同期入社した友人がこれから新しい人生への門出を迎えると思うと、
その運命的な瞬間を目の前で見る事が出来る事が嬉しく、楽しみでなりません。

そんな僕を含めた参列者の全員が胸に抱く“主役の2人への様々な思い”が、
真っ白で明るいチャペル内を柔らかく優しく満たしていました。

 

扉が開き、厳かな音楽と共にゆっくり入場してきた、新郎・新婦の2人。

友人である新婦は華やかな純白のドレスに包まれ、思わず息を呑むほどに綺麗でした。

緊張した面持ちで新婦をリードして歩く新郎の表情。

はにかみながらも、目元が少し潤んでいるように見える新婦の表情。

その2人に贈られるたくさんの暖かい拍手。

 

僕と同じ23歳同士の2人が、いま、新しい生活へのスタートを踏み出したのです。

どんな困難にぶつかろうと助け合って絶対に乗り越えていくと誓った2人の姿が、
とてもとても大きく、逞しく見えます。

あちらこちらで流れていたのは、美しい涙。

たくさんの祝福がチャペルを包み、“おめでとう”という言葉の深みを感じながら拍手を送る僕も、
暖かく幸せな気持ちになりました。

 

結婚という人生の節目。

ここから始まる、共に歩き、共に探しながら形にしていく幸せ。

友人の“素晴らしき一日”に立ち会えた事で、こちらまで勇気付けられた気がします。

 

華々しくスタートが切られた、新郎新婦の新しい生活。

目の前からずっと先に続いている道が、
これから2人で残していく“幸せの足跡”でイッパイになる事を願います。

結婚、おめでとう!!

 

 


2010年05月02日

幸せを感じる時 Part 2

前回の日記で、幸せを感じる時としてのエピソード前編を書きましたが、今回はその続きです。


とあるお店で偶然に流れてきた、どうしても曲名を知りたい歌の歌詞を必死に覚えて帰り、
インターネットで検索するもヒットせず、、、、、という残念な話には、実は続きがあります。


行き詰まって、手も足も出ない状態になってしまった僕を救ってくれたものがあったのです。


それは、何とも意外な“ケイタイデンワ”でした。


実は、僕の携帯電話、『耳と頭』が有ります。


…変な事を言い出したように思われるかも知れませんが、本当です。


僕の携帯電話には、耳と頭が有って、それが、「曲名が分からず煮詰まっていた僕」を
救ってくれました。


詳しく書くと長くなるのですが、つい最近、自分の携帯電話を操作していて、
それまで知らなかった、とある機能を発見したのです。

 

 

機能:「うたって検索」。

 

 

歌って検索??思わず笑ってしまいました。


携帯に向かって歌うと、その歌を携帯電話が検索して、曲の情報を僕に教えてくれる
というのです!本当にそんな事が可能なのか!?携帯を手に、疑念が頭に渦巻きました。


しかし。
もし、この携帯のその機能がホンモノならば…そうです、あの、僕を煮詰まらせた
名の知れない歌の正体が分かるかも知れない…!!


歌の名知れずという、暗くて長いトンネルの中に居た自分に、遠くから出口の光が
差し込んできたような気持ちになりました。


「うたって検索」機能を、生まれて初めて試す。本当に、使えるのか??


その真偽を、まずは簡単な歌で試してみる事にしました。


簡単な歌から挑戦です。“チューリップ”のワンフレーズを、携帯に向かって一人、優しく
歌ってあげます。客観的に眺めるとちょっと変ですが、本人は至って本気です。

 

 

検索結果。

 

 

出ました!
チューリップの文字が確かに並んでいます。しかも、点数まで付けてくれるんです。
79点でした。


この結果を受けて、期待に胸が高鳴りました。この携帯だったら、きっと僕を救ってくれる。
あの歌の名前を教えてくれる!だから、自信を持って携帯様に聴かせてあげようじゃないか。


この頃から、携帯は「携帯様」という称号付きに格上げされました。
いつも、「重すぎ君」とか「デカすぎ君」等、からかってしまってゴメンなさい。
今度ばかりはあなたのチカラが必要ですので、どうぞ宜しく!!


という思いを胸に、あのメロディーを携帯に向かって歌いかけました。


全体的に透き通ったイメージで、元気になれるような曲調。


自分の中での“名も無き歌”に、果たして名前が見つかるか!?


いつの間にか、携帯は検索タイムモードに変わっていました。


そして、携帯と、結果を待つ自分との間に妙な沈黙が流れました。


さっきのチューリップの時より、ずいぶんと時間が掛かっています。


ずーっと点滅している、『検索中』の文字。


…あ、あれ??ォ、おかしいな。この場面で“じらし作戦”か、憎いゼこの野郎!!


思わずツッコミを入れそうになる程の時間が過ぎました。


そして、待ちに待った『検索終了』の表示。
『検索結果を表示しますか』との文字が画面に浮かび、ドキドキしながら『はい』を押しました。


ドックン。ドックン。ドックン。


という鼓動が響いて来る位、ワクワクしました。
もし、この話でドラマを作るなら、今、この瞬間を思いっきり効果的に演出したい。


…というのは置いておいて、表示された結果に目をやったら、そこには…。


“Big Girls Don’t Cry”(Fergie

 

びっぐがーるずどんとくらい?


この名前が表示されているのです。


直訳すると、“大きな少女は泣きません”??うーん…


どんな歌なんでしょう?さっぱりでした。


本当にこの歌なのか!?コレを確かめる方法は、バッチリと確認済みです。


有名な動画共有サイトで“Big Girls Don’t Cry”を検索し、実際にその動画を
確認してみれば一目瞭然、のはず。


今度こそ!という思いを込めて、検索ボタンをクリックしました。


その数秒後に、僕は、やっと、やっと、幸せな瞬間を迎える事が出来たのです。


パソコンからで流れてくる“Big Girls Don’t Cry”は、間違いなく、僕が捜し求めていた
あの歌でした。


ここまで来るのに、どれだけの時間が流れたでしょう。
3年前、偶然にテレビで聴いたこのメロディー、これまた偶然と偶然の重なりの果てに、
やっとの事で正体を突き止める事が出来たのです。


精神的な充足、満足感のようなものを感じずには居られませんでした。


ありがとう、携帯電話様。
そして、この歌との最初の出会いを提供してくれた、3年前のあのテレビ番組。
BGMとしてお店で流してくれていた、あのレストラン。


人が、自分が知りたいものを知れた時の幸福感というものを身を持って体感した瞬間で
ありました。


皆さんも、“アレについて知りたくてたまらない!”と思う事、有りませんか??


煮詰まっても、もしかしたら僕のように思わぬものに救われるかも知れません。


日頃から、そのような「何か自分が追いかけたいもの・突き止めたいもの」を持って
生活してみると、それが分かった時の幸福感は素晴らしいでしょう。


僕に、幸福感を運んできてくれた“Big Girls Don’t Cry”は、一生の思い出の歌になりそうな、
そんな気がしています。

 

 


プロフィール

【趣味】カラオケ、お笑い鑑賞、作曲(ピアノを使って)、料理、ドライブ
【特技】聞こえた音の音階を当てる、創作料理
【性格】マイペース、おっちょこちょい


地上デジタル放送ただ今エリア拡大中 地上デジタルテレビ放送のご案内 クボタ住宅 FNS RSS一覧 バナー広告 料金案内表
ページの先頭へ戻る